ゆめにっき

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ゆめにっきとは、PC専用のコンピューターゲーム。作者はききやまフリーゲームとして公開されている。

この記事では最新バージョンであるバージョン0.10について解説している。

なお、この記事で記述する地名や登場人物名は公式の物ではなく、ニコニコ動画等といった動画共有サイトなどでこのゲームが広まった際に付いた通り名であり、公式において地名や登場人物名などは一部を除き特に設定されていない。

概要[編集]

制作ツールは「RPGツクール2003」。使用されているグラフィックや音楽は全て作者の自作と思われる。起動には専用のランタイムが必要。

作者のホームページでは「とても暗い雰囲気の、夢の中(という設定)の世界を歩き回るゲーム」と説明されている。また、ストーリーや作品の背景なども存在しておらず、目的も歩き回るだけと公式では説明されている。RPG用のツールで作られてはいるものの戦闘も会話もなくRPGとして分類する物ではないと思われる。また、フリーゲームとしては完成度が高く有名であり、「ツクールとかフリーゲームとか全く知らないけど名前くらいは聞いた事がある」という人もいたりする。

2018年2月23日には3Dリメイク版『YUMENIKKI -DREAM DIARY-』が登場した。

システム[編集]

エフェクト[編集]

ゲームシステムとしては「エフェクト」というシステムが存在しており、使用する事で変身する事が出来る。エフェクトは姿形が変わるほか、ゲーム中において決定ボタンやテンキーの1や3を押す事によって何らかの特殊な能力を発揮したりする物がある。エフェクトは最初は「ゲームのせつめい」(後述) しか存在せず、夢の中の様々な世界を冒険する事で、何処かにあるオブジェクトやキャラクターから取得する事が出来る。また、エフェクトは扉の部屋 (後述) の中でエフェクト使用中にテンキー5を押す事で捨てる事が出来る。

エフェクト一覧[編集]

ゲームのせつめい
ニューゲーム時に表示される説明をもう一度見る事ができる。最初から所持。
かえる
頭部が蛙に変わる。テンキー1を押すと跳びはねる。森の世界または樹海において蛙から手に入れる事が出来る。
かさ
傘をさすエフェクト。エフェクトを解除するまでの間、雨を降らす事が出来る。雨を降らす事で地下世界における噴き出す炎を消滅させる事が出来る。水たまりの世界で落ちている傘から手に入れられる。
ぼうしとマフラー
帽子とマフラーを装備する。ゆきおんなエフェクトの能力によって雪が降っている場合はテンキー1で雪だるまに変身できる。
雪だるま変身において、雪だるま使用中はメニューを出現させる事が出来ない。また、雪だるまの状態でブロックの世界において徘徊している帽子とマフラーに話しかける事で白黒の世界へのドアがある隔離された場所へ完全な確率でワープする事が出来る。 (装備していない場合はワープできる確率が不完全になる。)ブロックの世界にある帽子とマフラーから手に入れられる。
ゆきおんな
雪女に変身できる。使用してからゆきおんなエフェクトを解除するまでは雪を降らす事が出来る。雪を降らす事で地底世界の通路で噴き出す炎を消滅させる事が出来る。また、雪を降らしている間にぼうしとマフラーエフェクトを使用しながらテンキー1を押すと雪だるまに変身する事が出来る。雪の世界にいる雪女から手に入れられる。
ほうちょう
包丁を装備する。テンキー1を押すと左手と右手で持ち替える。オブジェクトやキャラクターの前でエンターキーを押す事でそれを刺す事が出来る。キャラクターは殆どの場合死滅する。刺した時に当たり判定があった場合は血飛沫が出る。暗闇の世界で地面に落ちている包丁から手に入れられる。
めだまうで
頭部が手のひらに目が付いているような形になる。エフェクト使用中にテンキー1を押すと扉の部屋の中央へ移動する。目玉の世界で地面から生えている目の付いた腕から手に入れられる。
ふとる
肥満体形になる。使用中にテンキー1を押すと腹が鳴る。大橋で何かを食べている柱から手に入る。
こびと
小さくなる。使用中にテンキー1を押すと小人が一人増え、7人まで増やせる。テンキー3を押すと一回一人ずつ消滅していく。蝋燭の世界で走り回っている小人から手に入れられる。
ふえ
縦笛を装備する。使用中に決定ボタンを押すと三音のメロディを演奏する。演奏の度にメロディは変わる。デパートにおいて一番広い場所の右下の部屋にある音楽が鳴る部屋で落ちている縦笛から手に入れられる。
ネオン
蛍光色になる。テンキー1で画面が3色に変化する。ネオンの部屋の光るトキから手に入れられる。
のっぺらぼう
窓付きの表情が消滅する。テンキー1で首が回転する。下水道の白いお化けから手に入れられる。
なまくび
首だけになる。移動速度が低下する。ギロチン部屋のギロチンから手に入れられる。
タオル
タオルに包まる。テンキー1を押すとくしゃみをする。ゼンマイ荒野の一反木綿から手に入れられる。
ねこ
猫の耳としっぽを装備する。テンキー1で周りのキャラクターを自キャラに向けて移動させる。首狩り族の世界においてクルクル回る猫の顔から手に入れられる。
でんとう
顔が電燈になる。使用中は暗闇を明るくする事が出来る。テンキー1で電燈のオンとオフを切り替えられる。電燈の世界の歩く電燈から入手できる。
じてんしゃ
自転車に乗りながら移動できる。移動速度が高くなる。テンキー1でベルを鳴らす。落書きの世界にある自転車から入手できる。
ロングヘアー
髪型が変わる。壁画の世界にいる毛むくじゃらの生物から手に入る。
ウンコヘアー
髪型が巻き糞の様になる。テンキー1を押すとハエが寄ってくる。押すたびにハエが1匹増える。出現したハエはしんごうエフェクトを使用しても停止できない。図書館の毛むくじゃら生物から手に入る。
ブロンド
髪型が金髪ロングヘアーになる。壁画の世界の毛むくじゃら生物から手に入る。
△ずきん
三角頭巾をかぶる。テンキー1を押すと半透明になり、半透明の間は発狂鳥人間に追いかけられたりする事がない。コンクリ廃墟にいる浮遊するお化けから手に入る。
まじょ
魔女の格好になる。テンキー1を押すと箒に跨り浮遊する。浮遊しながらデパート屋上の右端に出ると空を飛ぶイベントになる。イベント中に決定ボタンを押すと戻るほか、浮遊状態を解除すると現実の部屋に戻る。沼において顔の付いた枯れ木から手に入る。
しんごう
信号の格好になる。テンキー1を押すと信号の赤いランプが光り、主人公以外のキャラクターの動きが止まる。もう一度押すと動く。これによって、「△ずきん」と同様に発狂鳥人間を撒く事などが可能。樹海で信号の近くに倒れている死体を調べると入手できる。

ファミリィゲーム[編集]

テレビに繋いでプレイする家庭用ゲーム機と思われるゲーム機。現実の部屋にある。プレイできるのは「NASU」というゲームである。

NASU[編集]

NASUは落ちてくる茄子をできるだけ多く食べる事を目的とする、レトロな様式のゲーム。

操作方法[編集]

方向キーの横で横移動ができ、決定ボタンでジャンプする。ジャンプ中は茄子を食べる事が出来る。Escキーを長押する事で現実の部屋に戻る事が出来る。タイトル画面において←←→→↑↓↑↓とキーを入力すると音が鳴り、その回はゲームスタートするとゲームに様々な変化が起こり、操作キャラクターの頭が茄子になったり頻繁に赤い茄子が現れるようになる。

目的と得点[編集]

落ちてくる茄子は地面に落とすとゲームオーバーとなる。得点については青い茄子は10ポイント、赤い茄子は300ポイントで、連続して茄子をとるとボーナスで1000ポイントが入る。

Achtung.png 以下にはネタバレが含まれています。


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ステージ[編集]

夢の中に登場する世界などについて解説する。

現実世界[編集]

現実の部屋
夢の中では無く現実の世界にある自分の部屋。テレビ、机、ベッド、ベランダへの出口がある。出口のドアがあるが出られない。テレビは受信こそするものの、番組は見られない。が、そこにつながっているファミコンファミリィゲームから前述の「NASU」がプレイできる。机につくとゆめにっきをつける (所謂セーブシステム) 。ベッドは入ると夢の世界へ行く事が出来る。ベランダにはエアコンの室外機があったりするのみで、調べられるものは何もない(伏せ字)が、エフェクトを25種類すべて集めて扉の部屋で捨てた後来ると台が設置され、台の上に行き決定ボタンを押すとイベントが発生する(伏せ字ここまで)

夢の世界[編集]

夢の中の構成としては、部屋から出て扉の部屋に出た際に12種類の扉から様々な世界に行く事が出来、さらにその世界から別の世界へ行く事も出来ればそこから別の世界へ行く事も出来るような構成となっている。似たようなステージ構成となっているゲームとして有名な物で、「星のカービィ 鏡の大迷宮」等がある。

夢の部屋
夢の中においての自分の部屋。基本は現実の部屋と変わりないが、ファミリィゲームがない他、机ではセーブができない代わりに椅子に座って移動する事ができる。ただし移動速度はかなり遅い。
扉の部屋
12個ある夢の世界全てに繋がっている扉であり、ここから夢の世界を探索する事になる。
数字の世界
扉の部屋で円形に並ぶ扉の中から十二時半の方向に点在する紫色の扉から行ける世界。地面に数字が書いてある。ここからは扉の部屋、赤い十字路、ギロチン部屋、電燈の世界へとつながっている。この世界の一番右下の地形の模様は、夢に入った時に4分の1の確率で変わり、それを包丁で刺すと新しい扉が出現する。扉の向こうは階段となっており、キュッキュ君と呼ばれる、階段の手すりを擦るキャラクターがいる他、その部屋の扉の向こうに行くと高速で色が変わる模様が全画面で表示されるようになり、一定時間経過すると強制的に起床させられる。

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キャラクター[編集]

モノ子とモノ江以外はユーザー間で定着した非公式の呼称である。

窓付き
本作の主人公。名前が作中で語られる事はないが、メニュー画面にて主人公の名前が「窓付き」となっている事からこう呼ばれている。
モノ子
白黒世界の洞窟内に登場する。名前は作中で語られないが、キャラクターの画像ファイルが「モノ子」という名前である事からこう呼ばれている。色は、白黒世界の住人の性質上モノクロであり、小学生くらいの体格にツインテール、スカートと夢の住人の中では珍しい人間の住人だが、エフェクト「しんごう」を使うと(伏せ字)まるで交通事故に遭ったかのようなおぞましい姿に変貌する(伏せ字ここまで)
モノ江
名前の由来はモノ子と共通。同じく白黒世界に登場する。こちらも人間(伏せ字)ではあるが、話しかけようとすると顔のアップを映してワープしてしまう(伏せ字ここまで)
鳥人間
作中唯一と言っていい敵キャラ。鳥の頭を持つ人間であり、基本は窓付きに対しては何もしてこないが、目が血走った個体、通称「発狂鳥人間」は執拗に窓付きを追い、捕まってもゲームオーバーにこそならないが、夢の中の出口のない空間に閉じ込められてしまう。そのため、捕まった場合は夢から覚めるか、エフェクト「めだまうで」を使うしかなくなってしまう。また、通常の個体でも、「ほうちょう」で刺せば発狂鳥人間になる。また、蝋燭の世界の鳥人間は特殊で、「ほうちょう」で刺すと発狂鳥人間にはなる(伏せ字)が、追いかける速さがツクール2003で設定できる最大の速度になっており、通常と段違いである。どれくらい速いかと言うと、「じてんしゃ」を使っても一瞬で追いつかれる。なお、「しんごう」を付けたり消したりしながら移動すると画面外から突然現れる発狂鳥人間を見る事ができる(伏せ字ここまで)

外部リンク[編集]