はだしのゲン

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はだしのゲンとは、原爆投下前後の広島市を舞台にした反戦漫画である。

中岡家の家族構成[編集]

父 下駄職人

母 妊娠中

長男 予科連に志願

長女 体が弱くて疎開できずに家にいた

次男 疎開

ゲン 主人公

弟 幼児

妹 原爆投下直後に生まれる

ストーリー[編集]

主人公の父親は反戦主義者で、一家は近所の人から差別され、長男は汚名挽回のために予科連に志願する。

ゲンは足の悪いガラス屋と知り合うが、そのガラス屋は商売が上手くいかず借金を返せずにいた。ゲンとガラス屋が知り合った直後、近所の家々の窓ガラスが何者かに割られるという事件が起こり、ガラス屋に注文が殺到。ガラス屋は借金を返すことができる。

8月6日の朝、ゲンが学校に到着したときに広島市上空で原爆(リトルボーイ)が爆発する。ゲンは校門の陰にいたために奇跡的に助かる。ゲンが家に戻ると家は潰れており、母は無事だったが、父親と姉と弟は屋根の下敷きになり助けを求めていた。ゲンは母と屋根を持ち上げようとするのだが、どうしても持ち上げることができない。しかも、広島市では原爆による火災が発生しており、火の手は間近に迫っていた。

漫画中の間違い[編集]

リトルボーイはパラシュート無しで投下されたのだが、漫画中にはリトルボーイにパラシュートが取り付けられている描写がある。

広島上空ではB-29エノラゲイの原爆投下に先立ち、観測用のラジオゾンデがパラシュートを付けて投下されており、ラジオゾンデを目撃した者たちによって原爆は落下傘を付けて投下されたという誤認が広まり、本作品に影響を与えたようである。