どすこい

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どすこいとは、相撲関係で使われる言葉である。

概要[編集]

語源は不明とされ、掛け声としての「どっこい」説がよく知られている。
ただし異説もあり、「何処へ」を語源とする説もある。相撲は「前に押す」ものであり、「何処へ?」と訊かれたら「前へ」と答えるしかない。「どうするか」「どうなるのか」の意で「どすこい」が用いられることがままあり、理学・工学・数学方面では「ヒューリスティックな(投機的な)」という意味で「どすこいな」が用いられることがままある。研究開発というのは先が見えていたら研究・開発をすること自体に意味がなく、フィージビリティ・チェックの問題に帰着してしまう。「先行きはわからんけど、ヒト・モノ・カネをつっこむ価値がある」と判断して前に進むのが「どすこい」であり、選挙運動も含む政治活動や政治的判断、経営や経済行為も基本的には「どすこい」である。

関連[編集]

赤塚不二夫のマンガのキャラクターである「ベシ」は、黒沢明の映画作品である『七人の侍』に登場する古老がモデルであり、「やるべし!」というので七人の侍がリクルートされる物語である。「どすこい」の端的な例であり、宇宙開発などは組織的な「どすこい」である。H2ロケットの開発に携わった佐貫亦男によれば、打上げ失敗があっても「こんな白髪首の一つや二つ飛んでも、それで宇宙開発が滞らなくてすむなら安いもんです(笑)」とのことなので、航空宇宙関係の方々にはどすこいな気風が充満しているらしい。

脚注[編集]

関連項目[編集]

  • 山川穂高 - ホームランを打った後に行う「どすこいパフォーマンス」が有名。
  • 山口俊 - 父は力士。あだ名もそれにちなんで「どすこい」。

参考文献[編集]

外部サイト[編集]

その他[編集]