ちちんぷいぷい (テレビ番組)の楽曲

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テレビ番組『ちちんぷいぷい』では2010年から、番組に縁の深いアーティストの参加・協力の下に、年に1曲のペースで番組完全プロデュースの楽曲を発表。番組のエンディングで放送するほか、エピックレコードジャパンから全国に向けて、CDシングル・アルバムを発売している。

また、シングル・アルバムの発売前後には、くっすんや当番組のレギュラーアナウンサーなどが関西地方を中心にキャンペーンを展開。第2弾「未来の花束」までのキャンペーンでは、オリコンチャート初登場10位以内を目標に設定したうえで、目標に到達しなかった場合には主なキャンペーン隊員が「罰ゲーム」を受ける趣向になっていた(詳細は未来の花束#キャンペーンU.K. (タレント)#『ちちんぷいぷい』での活動を参照)。

「すごくおいしいうた」[編集]

2010年1月20日に発売された当番組初のコンピレーションアルバムで、ジャケットには角の写真を使用。収録曲で唯一の書き下ろし曲である「明日の空」には、ji ma ma植村花菜かりゆし58しおり城南海まきちゃんぐ中孝介PENGIN(以上歌唱順、PENGUINは作詞も担当)が、「おいしいうたファミリー」という名義で参加していた。

なお、アルバムの発売に当たっては、U.K.(くっすん)が、本名の「楠雄二朗」名義で宣伝部長に就任。角、八木、河田、前田とともに、宣伝ユニット「ジャム淳一 ブラザーズ&シスターズ」を結成した。上記のメンバー以外にも、西と吉竹が人生後初の握手会を実施するなど、発売当初は関西・沖縄地方で精力的なキャンペーンを展開した。1月20日付のオリコン・デイリーチャートで7位に初登場。関西地区のチャートで連日1位を記録したほか[1]、同月26日発表のウィークリーチャートで初登場14位(全国累計8,352枚)に入った[注 1]。おいしいうたファミリーは、NHKの音楽番組『MUSIC JAPAN』(同年3月28日放送分)にも登場[注 2]。全国ネットの番組で初めて、「明日の空」を披露した。

「未来の花束」[編集]

2011年11月2日にCDシングルとして発売された楽曲で、村山辰浩(カサリンチュ)が作詞、末光篤が作曲をそれぞれ担当。カサリンチュのほかに、中孝介、Dew、前川真悟(かりゆし58)、PENGIN、和紗、しおり、ひいらぎ、まきちゃんぐが「ぷいぷい軽音部」という名義で参加していた。また、当番組のエンディングテーマに採用された当初は、視聴者からの提供による近畿各地の幼稚園・小学校の運動会の映像とともに放送された。

同曲のキャンペーンでは、西、山中、河田、くっすん、福島が「未来の花束キャンペーン隊」の隊員として活動。同曲のCD発売初日には、当番組と放送時間が重なる『THE NAKAJIMA HIROTO SHOW 802 RADIO MASTERS』(FM802)に河田が初めて出演した。なお、同曲は11月16日付のオリコンウィークリーチャートで、初登場14位(全国累計7,061枚)を記録している。

「この街に生まれて/いつまでも変わらない」[編集]

本番組の放送回数が3000回に到達したことを記念して、2012年7月4日にCDシングルとして発売。「やっぱり地元が一番!」というテーマを前面に打ち出す一方で、女性アーティストが参加せず、ラップを多用するなど過去のプロデュース曲とは一線を画している。

2012年5月にオリックス劇場で「ぷいぷい音楽祭2012」を開催した直後に、西からの依頼で、地元(出身地・居住地)を中心に活動するカサリンチュ、キマグレン、Rake、押尾コータロー(いずれも同音楽祭に参加)がコラボレーションユニット「PuiPui HOME TOWNS(ぷいぷい・ホーム・タウンズ)」を結成。カサリンチュが「この街に生まれて」、キマグレンが「いつまでも変わらない」の作詞・作曲・プロデュースをそれぞれ手掛けた。ちなみに、「この街に生まれて」では、西が曲の途中でナレーションとラップの一節を披露。CDのジャケットには、上記のアーティストに加えて、(帯に隠れる格好で)西・河田・くっすんの姿も映っている。

また、過去の楽曲でキャンペーンに携わったくっすん、大吉、福島に、当番組のレギュラーではない今別府直之吉本新喜劇)を加えた4名で「この街宣伝隊」を結成した。オリコンチャート初登場の順位予想については、4名への「罰ゲーム」を設けずに、視聴者からハガキ限定で14パターン(1位、2位、・・・、13位、14位以下)の予想を募集。実際の順位に応じて、的中者から抽選でダイソン社のエアマルチプライアー(羽根なし扇風機)を進呈することになった(対象者は順位によって1~10名の間で変動)。

同曲のCD発売初日は水曜日だったため、当番組では河田が担当する「水曜生中継」の特別編として、前年に続いて『THE NAKAJIMA HIROTO SHOW 802 RADIO MASTERS』とのサイマル放送を実施。翌日(7月5日)の当番組では、阪急西宮ガーデンズからのミニライブを生中継で放送した[注 3]。さらに、シングルの発売直前には、当番組で初めて放送地域外の施設(神奈川県川崎市のラ チッタデッラ川崎)でもミニライブを開催。関西地方の開催分を含めたミニライブでは、通算で6,000人を超える観衆を集めていた。

なお、オリコンチャート初登場の順位は25位(全国累計3,472枚)であったが、近畿地方のチャートでは8位を記録。前述の予想的中者から1名に、エアマルチプライアーが進呈された[注 4]

脚注[編集]

注釈[編集]

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  1. 同日放送の17時台後半で発表。発表に同席した発売元(エピックレコードジャパン)の執行役員・青木聡は、「出荷の関係でチャートに集計されなかった枚数を加えれば、累計で1万枚に達する」「テレビ番組から生まれたコンピレーションアルバムとしては異例の売り上げ」とのコメントを残した。
  2. 当日の放送には、西とU.K.も曲紹介のVTRに出演。他局の番組でありながら、西は「毎日放送アナウンサー」として、「明日の空」を「『ちちんぷいぷい』から生まれた曲」と紹介した。しおりはスケジュールの都合により欠席。
  3. 当日の放送では、西が番組後半(17時台)のミニライブに参加した関係で、「昔の人は偉かった」担当の河田が「きょうの★印」後半(1項目)の進行役も務めた。
  4. 2012年7月10日放送分の発表より

出典[編集]