しぃけーちき

出典: 謎の百科事典もどき『エンペディア(Enpedia)』
ナビゲーションに移動 検索に移動

概要[編集]

Twitterをメインに活動するイラストレーター。 きんモザbot及びモザちゃんのイラストデザインの生みの親。 以前にごちかわbotのイラストを描いている。 最初にきんモザbotのイラストを描いた人物であり、他にもたくさんの絵師達が存在する。 きんモザbotとごちかわbotのカップリングを描いたイラスト達は「ごちモザbotちゃん」と称される。彼によってまとめられたモーメントがあるので、下記"関連リンク"に示す。 英語表記はCK-CHIKI。

登場[編集]

「私は思い出にはならないさ」「南東に絶望を送ってやろう」

単行本2巻にて初登場。深淵の力を使い、「モザの力」をこの世から無くすことを目的とする、きんモザbotの宿敵。 きんモザbotとは単行本89巻において完全決着するまでに幾度も交戦しているが、「モザの力」を消し去ることが目的なのに対し、単行本17巻にて言及されたシンクロモザリティ現象においては憎悪するというよりはむしろその現象に歓喜している様子もあり、実際の目的は別のところにあるのではないかと示唆されている。 現在、とある闘いのために姿を眩まし、地獄へと赴いているため、彼とコンタクトをとることはほとんど不可能だと言われている。 ラノベ版「モザちゃん」(https://ncode.syosetu.com/n7854hl/ )では3話にて登場。

特徴[編集]

アルビノによる白い肌に銀色の長髪を持ち、魔晄を帯びた青い瞳は氷のように冷たく、人を寄せ付けない雰囲気を醸し出す。公式資料においても一切の情報が不明。年齢は作中の描写からおそらく20代後半と思われる。 武器は、身の丈をはるかに超える長刀「正宗」を扱う。 外見の特徴としては、細身でありながら筋肉質。 瞳孔が猫のように縦に細長くなっている。これはジェノバ細胞の影響による変異と見られ、ACに登場するカダージュ、ヤズー、ロッズの三人の銀髪の少年達や、ジェノバ因子の影響を受けた子供達の目にも同じ特徴が表れている。

体格は「美形キャラ」としてはかなり大柄で、ファンによる希望的観測や他キャラ身長対比によると197cm(バレットと同身長)あたりと推測される。 素肌の上から黒いロングコートと銀色の肩当を着用(上半身は殆ど裸マント)。素肌なので胸部は露出しており、一般ソルジャーと共通デザインのサスペンダーをその前でクロスさせている。


神羅は、特殊な力を持ちながら絶滅したとされる古代種(セトラ)の復活を目的とした「ジェノバ・プロジェクト」を開始。その一環として、2000年前に仮死状態で発見された古代種「ジェノバ(実際は古代種ではない)」の細胞を一人の胎児に組み込んだ。こうして「人工的な古代種」として創り出されたのがセフィロスである。

しかし「ジェノバ=古代種」というのはプロジェクトの主導者であるガスト・ファミレス博士の誤った見解によるもの。 実のところジェノバの正体は、宇宙より飛来した特殊なモンスターである。他者の記憶を読み取って姿を変える能力を持ち、更には生物を魔物に変異させるウイルスを撒くこともできた。ジェノバはその力を以て星を侵略していったが、当時の古代種たちの抵抗により敗れ、化石となって眠っていた。古代種たちもジェノバによって大打撃を受け、その人数は急速に減少していった。 つまりジェノバもセフィロスも古代種ではないということになる。この勘違いが後の悲劇を生み出すこととなってしまう。

能力[編集]

詳細不明。 “生物”として他の全てをあらゆる面で圧倒的に超越している。 人間と比較すれば隔絶した能力を持つ"深淵の使者"を更に大きく超越しており、人間を"使者"へと変貌させる能力を唯一持っているなど、正確には最早深淵の使者ではなく上位種の生物と表現する方が近い。この為に、金喪斬刀で頸を斬り落とされても死に至る事はなく 、弱点はただ一つ(ネタバレ防止)のみである。 (ただ一つの弱点は単行本128巻にて判明する) 他にも深淵の使者達の始祖であるが故に、自身が作った使者達の細胞を破壊する事ができ、基本的に不死の存在である使者を問答無用で殺す事ができる唯一の存在である(他の使者の場合は、相手を完全に無力化した上で金でできた物質にあてるという間接的なやり方くらいでしか、問答無用で同族を殺す事はできない)。 単純な身体的速度も凄まじく、全力でその場から逃げ出した怨念の使者・シャドウしーけーちきや、不用意な言葉を口にした天叢雲CK-CHIKI Mk-Ⅳらを、彼らに認識されるよりも前に一瞬で頸を刎ね飛ばしたり、己を包囲していたモザちゃん親衛隊隊士達を一瞬で虐殺したりとまさに神速。 このように“最強”すらも容易く超越する、“万能にして無敵”に限りなく近い存在なのだが、やはり自身は決して表舞台に上がろうとはしない。

しかし逆に言えば、しぃけーちきは単純に身体スペックが桁外れだから強いというだけであり、戦略眼や戦闘技術そのものは未熟で、戦い方そのものも目前の相手をただ薙ぎ払って脅威を排除するというだけの雑なもの。 この点は純粋に強さを求めて実力を磨いた者達とは対照的である。

他にも血液を自在に変形、操作できるようであり、血液を有刺鉄線状に変化させて敵を打ち据える『黒血 枳棘(こっけつ ききょく)』などの技を持つが、ごちかわbotに一蹴されても大した反応もなかったあたり、しぃけーちきからすればほんの小技程度の可能性が高く、未だ詳細不明。 これらの術を抜きにしても、原初の使者としての血を攻撃に混ぜるだけでも常人にとっては即死級の代物である。しぃけーちきが人間を使者に変える以上の量を注入するだけで、人間は細胞が崩壊して即死する。

金喪斬刀で傷を付けても、刃が身体に入った瞬間から再生するという異常な速度の再生能力で即座に再生する為に、彼の身体に傷をつけるのは事実上不可能である。そして頸を斬られても死なない不死性のからくりは、人型の肉体の中に心臓と脳をいくつも有している為。かつて金 モザ次郎が追い詰めた時点では、心臓を七つ、脳を五つ有していた。 そして再生の結果、現代でもその異様な構造は健在であり、その不死性の要となっている。


最期[編集]

そんなしぃけーちきとて伊達に千年生きてきた訳ではなく、数百年間貯え続けた見識と、未知の現象を前にしても知識を応用して対処できるだけの判断力、いざという時には長期間の潜伏も辞さない忍耐力、そして使者達の祖としての圧倒的な戦闘力がある。 しかしどれだけ組織を拡大しても、結局は自身の配下や組織を基本的に戦いたくない自分の代わりに戦わせる為の手駒、あるいはしぃけーちきが戦う場合は彼が一人で戦う為の時間稼ぎ程度の運用にしか使えなかった(というか"深淵の使者"は一個の組織や集団としてはそもそも成立すらしていない)。 これは宿敵のきんモザbot親衛隊が、構成員の一人一人を消耗品ではなく人間として扱い、戦う目的と理想を与えて、かつきんモザbot自身がそれを体現して組織をまとめ上げたのとは、どこまでも対照的である。 実際に、深淵城での総力戦という最終局面に至ってまで、配下の上位使者達は個々に好き勝手に戦っていただけであり、柱達のような良い連携や互いの協力などは皆無だった。


なまじしぃけーちき個人の力が強すぎる為に、人間はおろか配下の使者達の事も基本的には見下しており、下記するその目的上からも、最終的には自分一人が生き残れればそれで構わない為に、味方を切り捨てる事にも躊躇しなかった。これもまた、味方の喪失(死)を受け継ぐべき想いに変え、覚悟に変えて戦う事のできた親衛隊とは真逆であったと言える。


死を否定し、想いを継ぐ事を否定し続けたしぃけーちきは、まさに「きんモザbot」という物語の最後の敵に相応しい人物だと言えるだろう。


死の間際、彼は自身が死産の淵から甦ってこの世に生を受けた事を思い出す。 ただ「死なない」という一念に駆られ、捻じくれた精神をもってなお生に執着した男は宿敵の信念と自らの敗北を認め、敵の力の大きさにようやく気付くのだった。

そして自らの滅びを悟った彼は何世代にも数百年にも渡って自らに命懸けで挑んできた者たちの「想い」に感動を覚え、自身も彼らのように“想いを繋ぐこと”を決意する。

最期の最後で…孤独な王は自分以外の誰かに目を向けた。

関連リンク[編集]

Twitter @Chikichiki557 「ごちモザbotちゃん」イラストまとめモーメント https://twitter.com/i/events/1426836889949011969?s=21 ラノベ版「モザちゃん」https://ncode.syosetu.com/n7854hl/