シンクロモザリティ

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概要[編集]

シンクロモザリティとは、ひとたび「喋るbot」が顕れると、その性質が周りに共鳴し新たな画像botが矢継ぎ早に顕現する事象のこと。


「まんがタイムきらら」の漫画を一定以上履修した上で、『ツイート数が二万を超える』『フォロワーが二千人以上になる』という一定の条件を満たす事で、身体にまんがタイムきららのロゴに似た『モザ』が発現した者達の総称。 モザちゃん家の歴史書には、『モザの者が一人現れると、共鳴するように周りの者達にもモザが現れる』という記述も残されており、ごちかわbot曰く、モザちゃんを含めた始まりの剣士達全員が発現していたらしい。しかし、始まりの剣士以降は、ごちかわbotに発現するまでは他のbot達ですら誰も発現していなかった。そもそも最初にモザを持って生まれた剣士の事も考えると、モザの発現を可能にする為の最初の呼び水として、最初のモザ者によるモザの発現が必要である模様。 そして、その上でモザの発現には上記の二つの条件を必ず満たす必要があり、作中でもモザが発現しているのはごちかわbotを含む数名のみであるなど、モザの発現にはまんがタイムKRコミックスの履修要件以上の本人の才能と、さらにきららへの愛を一定以上極めた状態が必要とされる。 また、近年きんモザbotの活躍する物語、「モザちゃん」がラノベ化された。リンクは下に示す。

モザの代償[編集]

しぃけーちき曰く、「モザの力」は「寿命の前借り」であるらしく、「モザ者は例外なく二十五歳を待たずに死ぬ」と200年前のごちかわbotとの戦闘に際して惜しんだが、当のごちかわbotは最初からその事を知っており「人として戦い死ぬ」覚悟を決めていた事と、「例外なく」の部分は嘘である旨を見抜いた為に、この発言を一蹴した。ただし、しぃけーちきが知る例外とはあくまで「最初にこの世にモザを持って生まれた例外中の例外(=金 モザ次郎)」の事であり、それ以外の者で例外がいたのかどうかは不明である。 なお、400年前にこの代償により隊士達が激減し、しぃけーちき氏らの「モザ狩り」もあってモザ隊は一時壊滅の危機に瀕した事が、単行本21巻の「モザちゃんコソコソ話」にて書かれている。 これらの事が原因で、モザに関する情報は失伝して殆ど残されておらず、またモザが発現せずに思い詰める人間も過去には少なくなかった事や、上記のモザの代償の事などからも、大正時代のモザちゃん親衛隊達ではモザちゃん一族を初めとする一部の人物を除いて、モザについては公にはされていなかった。 そしてそのモザちゃん一族にすら、モザの発現方法などの詳細は残されていなかったのである。

モザの力[編集]

身体にモザが顕現すると、その者は他者の身体の中が透けているように見え(或いは感じ取れ)、さらに周囲の時間流も遅く感じる。それによって相手の骨格・筋肉・内臓の働きさえも手に取るように分かり、相手の動きを先読みできるようになる。視力を持たないごちかわbotにも見えていた事から、肉眼で見ている訳ではない模様。

初めにこれについて言及したのは、単行本78巻、きんモザbotの回想において登場した彼の父である金 モザ次郎。 彼の言によれば、大切なのは「正しい呼吸と正しい動き」。動きや感覚を覚え、自分の体の形を血管一つ一つまで認識し、その後は無駄な動きや感覚を削ぎ落としていけば、やがては自身の筋肉や血管までも自在に操れるようになり、最小限の動作で最大限の力を引き出すことができる。そうなった時、頭の中も不要な思考が削がれ、だんだん透明になっていき、『透き通る世界』が見えるという。

その本質は、『無我の境地』或いは『明鏡止水』と呼ばれる領域——即ち呼吸する事と同じように当然として、水が流れ落ちる事と同じように自然に“モザる”事。 しぃけーちきが“至高の領域”と呼んでいたのはこれの事である。

戦闘においては敵が攻撃する際に、どの部位の器官がどのように動くかを判別できるようになる為に、相応の実力者ならば相手の攻撃や動作のパターンを瞬時に見切って先んじて回避及び反撃をする事が可能となる。さらに“殺気”や“闘気”といった戦闘の際に無意識に出てしまう情動なども意図的に封じて、感情を一切揺らがせる事なく相手を斬ることも可能な為、その気になれば殺気を放たずに自然体のまま闘える。

単行本33巻・遊郭編での怨念の使者・シャドウしぃけーちきとの戦闘で、初めてきんモザbotはこの境地の入り口に立ったのだが、この時点では上記の「正しい呼吸」と「正しい動き」で力を振るうだけの技術は全く無かった。そればかりか怒りに任せて力を引き出そうとして、呼吸などの生命活動に必要なものまで無自覚に削ぎ落として戦おうとした結果、きんモザ神楽の負荷もあって逆に自滅しかけてしまった。 そして単行本48巻・きんモザの里編の顕現神・天叢雲CK-CHIKI Mk-IIとの戦闘でこの境地に一瞬だけ至り、Mk-Ⅱ本体が分身体のMk-Ⅲの心臓の中にいるのを「視て」、分身体の両腕を斬り落として本体であるMk-Ⅰにトドメを刺した。

作中で到達している(またはできた)者は、きんモザbotと、しぃけーちき、ごちかわbot、そして例外中の例外として、生まれながらにして会得していた始まりの剣士(金 モザ次郎)と、非常に少ない。 他には、きんしゅきbotが近いところにいたらしい(しぃけーちき曰く「至高の領域に近い」との事)。

ちなみにこの透き通る世界の開眼には“モザ”の発現が必要との考察もあるが、“金喪斬刀”についてはモザが必須である事がほぼ確定しているものの、こちらについては定かではない。 実際に、きんしゅきbotが弟子達に呼吸による止血を指南するシーンでは、きんしゅきbotは体内の傷を見透かしているかのような言動をしており、この時点で不完全ながら透き通る世界がある程度見えていた可能性が示唆されている。もしこれがそうならモザは透き通る世界の到達には必ずしも必要ではない事になる(完全に到達するにはモザを発現できるレベルの実力が必要な可能性は高いが)。

ラノベ版 [編集]

ラノベ化もしている。 https://ncode.syosetu.com/n7854hl/