お父さんは憲法違反なの

お父さんは憲法違反なの（おとうさんはけんぽういはんなの）とは、安倍晋三元首相が日本国憲法第9条を改正し自衛隊の存在を明記すべき理由として挙げていたエピソードである。安倍によれば、自衛隊員の息子が学校で自衛隊は憲法違反だと習った後、父親に向かって泣きながらこう言ったというが、この話を誰から聞いたかという基本的な部分についてでさえ発言が二転三転しており、作り話である可能性が極めて高いと言える。安倍は2017年の第48回衆議院議員総選挙の際から繰り返しこのエピソードを紹介しているが、例えこの話が事実であったとしても、そのように言った人がたった一人いたことを以て憲法改正を訴える行為は多くの批判を呼んだ。