おへそライト
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おへそライトは、昭和の路面電車の前面の真ん中にポコッとついている前照灯のことである。
概要[編集]
なぜか昭和の路面電車はこのおへそライトが主流であった。おへそらいとがついていないのは、静岡鉄道清水市内線と伊予鉄道ぐらいのものである。やがて1980年頃導入された広島電鉄や長崎市電の新型車両のころからおへそライトはつかなくなっていった。
正面から見ると、窓枠が目でおへそライトが鼻、そして前面の障害物除けの網が口のようであり、ユーモラスなおっさんの顔に見えたものである。
近年の採用例は東京都交通局9000形電車など、レトロ車両あたりに限られ、足回りがVVVFインバータ制御という例も少なくはない。
長崎電気軌道ではこういったおへそライトの車両に容赦なく前照灯LED化が相次いで進められている。
鉄道線では[編集]
地方鉄道法や鉄道事業法を採用した路線において厳密なおへそライトを採用した車両は、銚子電鉄デハ201や留萠鉄道キハ1000形などごく少数である。これは併結の際に前照灯がへその部分にあると貫通路の設置を阻害されるためと思われる。
少し対象を広げると2灯に増設した相鉄8000系などが挙がる。