いつも隣に宇宙人。
ナビゲーションに移動
検索に移動
『いつも隣に宇宙人。』（いつもとなりにうちゅうじん）は、田丸鴇彦による日本の漫画作品。
概要[編集]
ウェブコミックサービス『ComicWalker』2014年3月22日から配信されている漫画作品。
「ComicWalkerコミックス」が2014年12月に創刊したことを記念したKADOKAWAとアニメイトによる企画「ComicWalker コミックス発売記念キャンペーン 第二弾」で、 2015年1月10日からなくなり次第終了で全国のアニメイト各店にて『いつも隣に宇宙人。』のメッセージペーパーが特典としてついてきた。
ストーリー[編集]
青葉台では、20年前に上空に宇宙船が不時着。以来、宇宙人と人間が暮らすようになって青葉台の人工の三分の一が宇宙人となっている。そこで育った異星人と人間のハーフである三嶋花野は、通っている青葉台中学の相談部で部長に任命されて、部員と一緒にいろいろな人の相談を聞くことになる。
登場人物[編集]
相談部[編集]
- 三嶋 花野（みしま かの）
- 本作の主人公。横浜市青葉台にある青葉中学2年生。2年1組所属で相談部部長となる。14歳。宇宙人のトッポケ星人である父親と人間の母親という、珍しい宇宙人と人間のハーフ。人間の血を多く受け継いでおり、一見すると人間に見えるが、頭部に人間としての目以外に二つの目がある。
- マイペースで天然。世話焼きで、相談部にも積極的に取り組んでいる。実家は「みしまベーカリー」というパン屋。
- 佐村 合歓（さむら ねむ）
- 相談部員。
- 新沼 菖（にいぬま あやめ）
- 陸上部員。父親の転勤によって青葉台中学校に転入してくる。
- 小学校までは全国敵なしだったが中学に入ってタイムが伸び悩んでいた青葉台中学校の陸上部で出会ったペパプ星人の挑発にのって、ポピッリピプに100M走で、「負けた方が何でも一ついうことをきく」という条件で勝負を挑む。しかし、人間では考えられない身体能力を持つペパプ星人に勝つ方法が分からずに相談部の花野に相談。花野の笑いながら走っている姿をみて、最近の記録ばかり頭にあった自分ではなくて走るのが好きだったことを思い出す。そして、紹介された佐村の力を借りずに自分の力で勝負をすることにした。結果的に負けて罰ゲームのペパプの伝統料理を食べさせられる。後遺症で次の日は休むも、この一件でポピッリピプと意気投合することになった。そして、最初は合わないと思っていた街と宇宙人にも親近感を覚えるようになる。そして、陸上部メインながらも相談部にも入部した。
- 最初は花野のことを人間だと思っていたが、最初はヘアゴムだと思っていた頭部にある目を認識して人間ではないと気づく。花野とは良き友人となっている。
- 斉藤 明子（さいとう あきこ）
- 相談部の顧問。タバコ好きで、校内でもばれないようにタバコを吸っていたりする。授業中に居眠りをした生徒には、六本の腕を使ってチョークを投げる。
- フーヤに対して好意を抱くことになり、「スウィート・エンジェル」の一人になる。
- グッピー
- 合歓と行動を共にしている鳥。
青葉中学[編集]
- 西森（にしもり）
- episode:2より登場。陸上部員の女子。
- ポピッリピプ
- episode:2より登場。宇宙陸上部。ペパプ星人。人間名は鈴木。
- 天谷（あまや）
- episode:2より登場。ポピッリピプと行動を共にする。
- 篠原 美久（しのはら みく）
- episode:3より登場。尊の幼馴染。尊の恋愛相談のために一緒に相談部にやってくる。
- 筒井と尊がうまくいくように応援しているものの、尊のことが好きで、尊が告白しようとしているときには涙もみせた。宇宙人と人間が恋愛するのは変だという思いから踏みだせないでいたが、花野の言葉を受けて頑張ることを決める。
- 矢野 尊（やの たける）
- episode:3より登場。2年3組。筒井のことを好きになり、相談部に相談する。篠原の後押しを受けて筒井に告白するも振られる。だが、真摯な告白だと認められて、告白を断っている理由が「女の子が好き」だということを教えられる。
- 筒井 今日子（つつい きょうこ）
- episode:3より登場。青葉中学のマドンナ。ヌルプー族という希少な種族で、成績優秀な調理部部長。一般には知られていないが、告白を断っているのは「女の子が好き」だから。
- 桜井 ハヤト（さくらい ハヤト）
- episode:3より登場。女子に人気のバスケ部キャプテン。今日子に告白するも傲慢だと一蹴されて、振られる。
- 遠藤（えんどう）
- episode:4より登場。最近、二コと名付けたヤモリのペットを飼い始めた。過保護と呼ばれるほど可愛がっていたが、いなくなってしまい、相談部に相談する。
- ニコ
- 遠藤が飼い始めたペット。過保護な遠藤が嫌になり、逃走してヨータにお世話になる。
- 横山（よこやま）
- episode:4より登場。ヨータからは、「横ッチ（よこッチ）」と呼ばれている。西森に好意を抱いており、可愛がられているニコを敵視していたが、ニコの謎の光線を浴びて可愛いと思うようになる。
- ヨータ
- episode:4より登場。逃走していたニコを保護していた。
- アロエ / ルフェ
- 20年前に青葉台に遭難した宇宙人がどうなっているのかを調査するためにやってくる。パルプエ星の出身で父親は長官。地球人を残虐非道だと聞かされて、父親の期待にこたえようと遭難者を救出しようとしていたが、地球人が良い人だと理解。地球人について正確に伝えるために帰ろうとするも酔っぱらったフーヤによって宇宙船が壊れてすぐに帰れなくなってしまい、地球で過ごすこととなる。背伸びしたパンツを穿いているらしい。
- 花野には「あーちゃん」というあだ名で呼ばれて仲良くなる。青葉中学に転入する。
- フーヤ
- ルフェの兄。ルフェと共に青葉台にやってくる。女の子が好きで、「スウィート・エンジェル」と呼んでいる女の子たちを囲んでいる。
- 青葉中学3年生として転入する。
三嶋家[編集]
- 秀治（ひではる）
- 花野の弟。菖に好意を抱いており、濱次郎の店主から菖が花野と百合の関係と聞かされてショックで倒れる。
- 太郎（たろう） / 花野の父親
- トッポケ星人。昔はモテていた。
- 柚（ゆず） / 花野の母親
- 人間。昔、モテていたが太郎一筋だった。
佐村関係者[編集]
- エメット
- 合歓のおじいさん。
- 内藤（ないとう）
- エメットの研究所「青葉台宇宙研究所」のバイト。ネットゲーム好き。
- 大家
- エメッとの知り合い。ボロボロのアパートの大家でルフェたちの地球の住居として提供する。
国立宇宙開発研究所[編集]
- 佐村 浩介
- 国立宇宙開発研究所所長。アメリカ人の父と日本人の母をもつハーフの金髪男性。柚のことが好きだったが、太郎と柚が結ばれたことで振られる。そして、異星人に復讐を誓う。
- T & L（ティー / エル）
- 所長の命令で青葉台に宇宙人の調査にきた二人組。お互いに「兄ちゃん」、「エル」と呼び合う。アイスキャンディー屋として情報を集めようとするが、怪しまれて思うように情報を集められずにいた。花野に接触するも、花野がいい娘だとして助けた。
その他[編集]
- 小川（おがわ）
- 花野の学校までの通学路に住んでいる。柚とは家が近くて20年くらいの付き合い。
- グッピー
- 青葉台で行方不明になった宇宙人の調査のためにやってくる。アイスクリームの食べすぎで倒れたりした。
- 濱次郎の店主（はまじろうのてんしゅ）
- 花野が家族や友達と来た海の家「濱次郎」の店主。濱次郎の店は飲み屋で知らないおじさんからもらったらしい。
用語一覧[編集]
- 相談部
- 青葉中学の部活。地球で唯一の異星人指定居住区である青葉台では、人間と異星人の間でいざこざがあった。学校ではカウンセラーを常駐させるなどしたが、多くの異星人がいた青葉中学校では、問題が減らなかった。そこで、20年前の人間と異星人のファーストコンタクトで仲立ちをしたといわれる「伝説の交渉人」の提案によって相談部が設置される。
- 青葉中学校（あおばちゅうがっこう）
- 略称「青中（あおちゅう）」。宇宙人が多く通っている。
- 異星人（いせいじん）
- 20年前のファーストコンタクト、ルフェらのセカンドコンタクトにより地球にやってきた異星人。横浜市から出るには特別な許可が必要。ポピッリピプらと同じペパプ星出身の料理人で、ペパプ星の味付けになっていたためペパプ星人以外には不評となってしまう。アニメ好き。
単行本[編集]
角川コミックス・エース（KADOKAWA）より発売。
| タイトル | 初版発行日 | ISBN | 備考 | サブタイトル | ||
|---|---|---|---|---|---|---|
| いつも隣に宇宙人。 1 | 2015年1月10日 | ISBN 978-4-04-811101-0 |
| |||
| いつも隣に宇宙人。 2 | 2015年5月9日 | ISBN 978-4-04-811122-5 |
| |||