いっくんリターン
ナビゲーションに移動
検索に移動
いっくんリターン(福永リターン)とは、福永祐一騎手から乗り替わった馬がその後のレースで好成績を収めるという謎の現象を指す。
2018年[編集]
- ダノンスマッシュ(京阪杯1着)- 2戦目から福永が騎乗し連勝して迎えた2017年朝日杯フューチュリティステークスで5着。次走ファルコンステークスは新馬戦で騎乗した戸崎圭太に乗り替わり1番人気に推されながら大敗。その後は北村友一が主戦騎手となりスプリント戦線で活躍、2018年京阪杯で初重賞制覇[1]。
2019年[編集]
- グローリーヴェイズ(日経新春杯1着)- 元々ミルコ・デムーロが主戦だったが、2018年菊花賞ではデムーロがエタリオウに騎乗するため福永に乗り替わり5着[2]。次走日経新春杯で鞍上がデムーロに戻り初重賞制覇[3]。
- シャケトラ(アメリカジョッキークラブカップ1着)- 2017年有馬記念6着(鞍上は福永)後、左前肢骨折で2018年を全休[4]。1年1ヶ月ぶりの復帰戦となったAJCCで戸崎圭太(インフルエンザ罹患)→石橋脩に乗り替わり、石橋のお手馬だった菊花賞馬フィエールマンの猛追をアタマ差躱して中391日の長期休養明けの重賞制覇[5]。
- ビスカリア(TCK女王盃1着)- 2018年赤富士ステークス(1600万下、鞍上は福永)で5番人気8着、次走JBCレディスクラシックで森泰斗が騎乗し13番人気6着。2走自己条件を挟んだ後年明けTCK女王盃で再び森の騎乗で優勝。
- ダノンスマッシュ(シルクロードステークス1着)- 前年既にリターンを決めていたコンビが重賞連勝、再度蒸し返された[6]。
- ミツバ(川崎記念1着)- 2018年名古屋グランプリでチュウワウィザードの2着に敗れた後放牧に出される予定だったが、騎乗していた福永から川崎記念への出走を進言される[7]。しかし同競走に福永のお手馬ケイティブレイブが登録してきたため、鞍上が白紙になってしまう。加用正調教師は厩舎の管理馬ウインムートで前年の兵庫ゴールドトロフィーを制していた和田竜二を手配、迎えたレースでは和田の好判断でケイティブレイブとオールブラッシュの間を突き抜け初のGI/JpnI優勝。レース後談話で加用調教師が「追える和田騎手に頼んでよかった」と語ったことで「ダブルミーニングでは?」と話題になった。なお、福永と和田は競馬学校の同期(競馬学校花の12期生)である。
- ヒラボクラターシュ(佐賀記念1着)- 2月9日の東京競馬1回5日目が降雪により2月11日に延期となった。同日のクイーンカップには福永のお手馬ビーチサンバがいたが、代替日には元々佐賀記念が組まれており、こちらではヒラボクラターシュに騎乗することになっていた。同じ状況で松岡正海が東京をキャンセルし佐賀で出走するリーゼントロックに乗ることを選ぶ中、結局福永は東京で6鞍に騎乗することを選択。ヒラボクラターシュの鞍上は福永のキャンセルで白紙になった。この時点で2ちゃんねるの競馬板では早速福永をdisるスレが乱立した(もちろん降雪順延によるものであるため、どちらで騎乗することを選んでも騎手の責任が問われるようなものでは無い。仮に東京でなく佐賀で騎乗していたところで、今度はビーチサンバに関するリターンスレが立てられていたことは容易に想像できる)。福永は東京で2着 ビリ(松岡の馬) 7着 2着 2着 1着とそこそこの成績は残したものの、肝心のビーチサンバがスタートでの出遅れが響きクロノジェネシスを捉えきれず2着に終わる。東京最終レース後に発走した佐賀記念、ヒラボクラターシュは岩手競馬から期間限定騎乗で佐賀に籍を置いていた山本聡哉に導かれ人馬とも初のダートグレード競走勝利。その瞬間、競馬板は歓喜(と嘲笑)に包まれた。
脚注[編集]
- ↑ 【京阪杯】鮮烈ダノンスマッシュ重賞初V 安田隆師、産駒の距離適性に驚き. デイリースポーツ(2018年11月16日付). 2019年1月6日閲覧
- ↑ 【次は買い】菊花賞5着グローリーヴェイズ. サンケイスポーツ(2018年10月22日付). 2019年2月10日閲覧
- ↑ 【日経新春杯】グローリーヴェイズ重賞初V ミルコ連覇&固め打ち一日4勝. デイリースポーツ(2019年1月14日付). 2019年2月10日閲覧
- ↑ 【AJCC】シャケトラ、3頭併せ最先着. サンケイスポーツ(2019年1月18日付). 2019年1月20日閲覧
- ↑ 分のある人気馬を競り落とす見事な復帰戦/アメリカJCC. netkeiba.com(2019年1月21日付). 2019年1月22日閲覧
- ↑ 【シルクロードS】父ロードカナロアと同じ歩みでダノンスマッシュが重賞2連勝!. 競馬ラボ(2019年1月27日付). 2019年1月27日閲覧
- ↑ 【川崎記念】(川崎)~ミツバがJpnI初制覇 ラジオNIKKEI、2019年1月30日
- ↑ JRA福永祐一「ビーチサンバ降板」の謎。実績劣るノーブルスコアで桜花賞へ ビジネスジャーナル、2019年3月6日