いかす走り屋チーム天国
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いかす走り屋チーム天国とは、ドリフトのアマチュアイベントの一つである。自動車系の雑誌を多数刊行している三栄の子会社が主催しているイベントであり、D1グランプリ誕生のきっかけのひとつとなったことで知られる。略称は「いか天」。
概要[編集]
もともとはチューニング系雑誌であるOptionの映像版であったビデオオプションの企画であり、1989年が初開催と比較的長い歴史を持つ[注 1]。D1グランプリはこのいか天や別雑誌のドリフトイベントのトップ選手らの統一戦として開催されたものがきっかけとなっており、いか天で優秀な成績を収めた選手にD1ライセンスの発給を行うなど、ドリフト競技の登竜門として重要なポジションであった(現在ではD1地方選から参戦するケースのほうが定番化している)。
名前は同時期に放映されていたテレビ番組である「イカすバンド天国」のパクリオマージュであるとされている。
特徴[編集]
最大の特徴はチームによって争われる団体競技である。個人戦においては1台ずつ審査が行われ、チームの合計得点を競う。この得点の高い上位チームが団体戦に出場し、チーム全員で出走しドリフトで追走する。プロ2名によるツインドリフトでもクラッシュが発生することも珍しくなく、ましてやアマチュアの5名によるドリフトであるため接触やクラッシュの発生頻度は高い。一方で接触しても「見せ場」を作った場合はボーナス点が与えられることもある。
そのほか、ドリフトの主流である後輪駆動セダン[注 2]やクーペ[注 3]以外の車種が出走することも珍しくなく、軽自動車[注 4]や前輪駆動車[注 5]などの出走例も多い。特に前輪駆動車については「Fドリ」として前輪駆動限定のイベントが組まれることもあった。