あそぶつり

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あそぶつり』とは、D.IKUSHIMA(生島 大)氏が製作・公開しているフリーゲーム。物理エンジンを利用して遊ぶ。

概要[編集]

ブロックやモーターなどをエリア内に配置して、一定の条件を満たすことを目的とするゲーム。インターネット上で自由にダウンロードして遊ぶことができる。初めから119ステージが搭載されているほか、エディットモードが付いてるので、自分が作成したステージを公開したり、他人が作成したステージを個別にダウンロードして追加で遊ぶ事もできる。東方弾幕風EdiFighterに似ている、といえば話が早いだろうか。タイトルの「あそぶつり」は、「遊ぶ」と「物理」のかばん語である。

ゲームシステム[編集]

ステージには事前に幾つかのブロック(及びその他アイテム)がデフォルトで配置されており、そこにプレーヤーが独自にブロックを追加することで、後述するクリア条件を満たすようにするのが目的である。早い話が、クリア条件を満たすようなコロコロ装置を上手く作るゲームである。

円柱・立方体・角の丸い直方体、以上3種類のブロックを、プレーヤーが自由に配置することが出来る。[1]角度や大きさや個数、位置など全て自由に配置することができる。[2]ブロックには右回転もしくは左回転のモーターを取り付けることが出来、モーターの速さも5段階まで調節できる。また滑りを防ぐためのゴムを取り付けることも可能である。ブロック同士はネジで繋ぎとめて組み合わせる事ができ、その繋ぎ方も「固定ジョイント」(絶対に形を変えない)と「回転ジョイント」(蝶番のような役目を果たす)の2種類から選ぶことができる。

配置が完了したら ACTIONボタンを押す。ACTIONモードになると、ブロック、その他のアイテムに対して重力が働く。また、モーターを取り付けたブロックは事前に設定したとおりの回転を始める。ACTIONモードになると、プレーヤーは何も操作することができない。ギミックが動いて自動的にクリア条件を満たすかどうか見届けるのみとなる。すなわち、ブロックを配置している時点で、自動的にクリアできるようなギミックを構築しておかねばならない、という事である。なお、アイテムは基本的に重力によって落下するが、空中で浮いたままにしておく「固定ブロック」というのを使えば、落とさないようにすることも可能である。

なお、当然といえば当然だが、事前に配置されたアイテムは設定変更する事ができない。(それが出来たら楽勝でクリアできてしまい、ゲームバランスが崩壊する)

クリア条件は以下の4つが存在する。

ゴールベル
ステージ内に既に設置されている「ベル」に衝撃を与えて鳴らせばクリア。
プレーヤーがアイテムを置く事のできる範囲は事前に定められており、そこからエリアオーバーしない範囲で、ブロック等を配置、結果鳴らせるようにしなければならない。(もしどこでも自由に配置可能だとしたら、ベルの真上にブロックを置いて一発クリアである。範囲が限定されているのには、そのような意味がある)
スタートボール
事前に配置された「ボール」を、一定の「ゴールエリア」まで運ぶことができればクリア。範囲限定はなく自由にブロックを配置することができる。
ロケットドール
事前配置された「ロケット」から打出される人形(ドール)を、おもちゃ箱まで運んで入れればクリア。おもちゃ箱の位置も事前に設定されている。
スタートボールと似ているように思えるが、微妙に異なる点もある。
  1. 人形は丸くないので、ボールのようには転がらない。
  2. 固定ブロックにぶつかったときには、何故か爆発して大きく撥ねる。(どういう人形なんだろうか・・・)
  3. おもちゃ箱は、コの字形をしているため、上下左右4面のうち、上部の開いている箇所からしか入る事ができない。(スタートボールは、上下左右どこからだろうが、エリア内に入りさえすればクリアである。)
  4. おもちゃ箱は動かす事ができる。(スタートボールの「ゴールエリア」は、あくまでエリアに過ぎないので動かすことはできない)
  5. 人の形が動くので見ていて愉快である。(これ大事)
トラックレース
プレーヤーが自由にアイテムを配置することはできず、またACTIONモードの際に「トラック」を操作して動かすことができるなど、他の3種類とは大きく異なるゲームモードである。
トラックを動かして「ゴールエリア」に辿り着かせればクリア。

ギャラリー[編集]

YouTube 動画リンク

作者公認の実況動画。

余談[編集]

Wikipedia-logo.pngウィキペディアの生真面目ユーザーたちがネイビーミッションの項目をおカタく解説しています。
Wikipedia-logo.pngウィキペディアの生真面目ユーザーたちがフロントライン (フリーゲーム)の項目をおカタく解説しています。

同じD.IKUSHIMA氏のゲーム作品に「ネイビーミッション」「フロントライン」というのもあり、こちらも人気である。

更にこのふたつはウィキペディアに記事まで有ったりするから、驚きだね!

脚注[編集]

  1. ただしこれは見た目上の形であり、実際の動作としては2次元上に射影された形が動作するのと同等の効果をもつ。すなわち円、四角、その中間(角の丸い四角)を配置するのと同じことである。
  2. 但しステージモードによっては、配置できる「範囲」が限定されていることもある。またアイテム数の上限は(事前に設置されているアイテムも含め)500までと定められている。

外部リンク[編集]