USBフラッシュメモリー
USBフラッシュメモリーとは、コンピューター等に使用する、補助記憶装置(外部記憶装置)の一つ。
概要[編集]
主にパソコンのUSBポート(接続口)に直接接続してデータを読み書きするフラッシュメモリー。電気的に記憶内容の書き換えが可能。電子メモリー。端末にUSBポートさえあれば利用でき、メモリーカードやデバイスを必要としない。技術の発達に伴い高容量化が急激に進んだため、フロッピーディスクや光磁気ディスクなどの既存メディアが次々に置き換えらている。データ容量は、最少で8GB以上である。量販店などでは64GB程度の容量が多く売られている。近年では128GBを超え、1TBの容量のフラッシュメモリーも販売されている。
USBの取り外し(取り出し)[編集]
USBをパソコンから取り外すには、Windowsの場合は、画面左側にあるUSBメモリーやSDメモリーカードなどの該当する周辺機器を右クリックして、表示されたメニューから「取り出し」をクリックする。または、そのUSBフラッシュメモリーを選択し、エクスプローラー画面上の「ドライブツール」タブを選択からの「取り外す」をクリックする。安全な取り外しができる状態にせずに取り外した場合、これを数回を超えて繰り返すと、データが破損したり、故障する恐れがある。
Macの場合は、USBを安全な取り外しができる状態にせずに取り外した場合、1回でもデータが破損・故障する恐れがあるため、Macには、初心者でもわかるように、画面左側にあるUSBメモリーやSDメモリーカードなどの該当する周辺機器のすぐ右側に「取り出しボタン(取り出しの記号のボタン)」が必須で書かれている。「取り出しの記号のボタン」を押せば、安全に取り外しができる。USBの安全な取り外しは、それ以外に、シャットダウンでも安全な取り外しになる。パソコンが完全にシャットダウンされたことを確認して、少なくとも10秒以上たってから、コンセントを抜いてからUSBを取り外す。完全にシャットダウンしたことを確認していれば、アクセスも全く無いからである。Macの場合のシャットダウンは、「システム終了」という。シャットダウンする時は、シャットダウンする前に、コンセントをつないだ状態であることと、バッテリー残量が十分あるか確認してからシャットダウンする。安全な取り外しをすれば、データが破損・故障することはない。USBの使いみちは、Windows用のUSBと、Mac用も使えるUSBとして区別したほうが無難である。
パソコンの電源を付ける前にUSBを差し込んだ後、パソコンの電源を付けても、USBが認識・反応しなかった場合は、パソコンをシャットダウンする。
USBは、ドラッグ操作でデータを記録でき、ファイル単位で追加・消去が可能である。
パソコン以外のUSBデバイス付きの機械の場合、USBデバイス付きの家庭用オーディオCDプレーヤーや、USBデバイス付きの電子ピアノでは、USBを安全に取り外すには、電源ボタンで、電源を切って、コンセントを抜いてから、USBを抜く。
パソコンの電源が切れてるときに、USBを差し込んで、電源をつけた場合、場合によっては、USBデバイスが反応しないときもたまにある。USBデバイスが反応しないときは、パソコンをシャットダウンしてから、コンセントを抜き、USBを抜く。
USBフラッシュメモリーのデータを操作・編集するときは、操作前・編集前に、どのUSBか確認してからでなければならない。
USBフラッシュメモリーで、作成したものを保存するには、DVD-RかDVD-RWに書き込む。USBフラッシュメモリーで、データ完成に向けてDVD-RかDVD-RWに書き込むときに、どうしても成功はできないものしかないと思ったら、未完成のまま、予備のために1回以上はDVD-RかDVD-RWに書き込んで、切り上げる。よって、データ用DVD-R、DVD-RWは、あくまで予備品でしかできない。DVD-Rの場合、デメリットは、失敗や無駄遣いになることもあると思うので、DVD-RWが無難である。
USBフラッシュメモリーで、別々のファイルのデータを集めるとき、フォルダーは必須であり、何かを区別するためである。各ファイルのデータが、音楽ファイルなら、「音楽用フォルダー」に入れ、各ファイルのデータが、アルファベット、英単語、ローマ字、色などの文章なら、「音楽用語を除く文章用フォルダー」に入れ、フォルダーの名前を区別し、フォルダーを別々にまとめる。
DVD-RかDVD-RWに書き込んで、切り上げた後は、DVD-RかDVD-RWのファイル全体をチェックする必要がある。その後、USBのデータは、編集しないで、上書き保存しないで、削除する必要がある。
ただし、DVD-Rに一度書き込んだ後、以前と同じデータに、一部編集、追加、訂正がありそうなときは、元のデータのUSBは削除せず、編集は絶対しないで、別の新品の空のUSBを買ってきて、元のデータのUSBを、別の新品の空のUSBに移転してバックアップし、編集は別のUSBでなければならない。別のUSBであることを確認して、ゆっくり行う。それは、過ちが起きるか起きないかどうかを予想・経験するためである。成功できなければ、DVD-RWに書き込む。
セキュリティ的懸念[編集]
USBフラッシュメモリは小型軽量で端末に差し込むだけで使える利便性の良さが特徴であるが、小型軽量ということは紛失や盗難に遭いやすく、端末に差し込むだけで使えるということは特別な機器を要せずデータの読み込み・書き込みができるという事である。
データの紛失や漏洩を避けるため、IT管理で許可されたUSBデバイス以外は使用できないようにすることや秘密性の高いデータをクラウド共有に移行することも多い。
また、データではなく、コンデンサに蓄えた高圧電流をUSBポートから流し、直接的に端末を破壊するUSBフラッシュメモリに類似したツールもあることから、入手経緯が不明なUSBフラッシュメモリの使用は避けるべきである。