Moss
Moss(モス)は、ウィキペディアの利用者である。
概要[編集]
生物関係の記事を中心に編集している、いわゆる「自警」と呼ばれる問題ユーザーの一人。その編集方針や性格などから「生物版のHOPE」と表現される場合もある。
「自警」を行うだけあって「知識」などはそれなりだと思われるが、無出典記述の強行除去を繰り返すなどの行動により数多くのトラブルを起こしてきた。
また、他人による生物記事の編集に関しては、おそらく本人が所持している日本語の生物図鑑における記載情報を崇拝しているような気がみられ、それが自分の気に入らない編集であれば、他のユーザーから意義のある情報だと認識されていても削除したり、きちんとした出典あっても差し戻したり、海外のソース由来の情報を排他しようとしたり、他言語に情報があるからといって日本語でその情報が必要だとは限らないなどの難癖すらつけ、証拠もなく荒らし・LTA呼ばわりするなど、見境なく差し戻したりいちゃもんをつけたりするなど、かなり自己中心的で独りよがりな問題行動が目立つトラブルメーカーでもある。
ウィキペディア日本語版の生物系記事のかなりの部分を市販の動植物図鑑とほとんどかわらないような代物に変えた元凶の一人である(「ウィキペディアでやってはいけないこと」に「単なる辞書を作成してしまうこと」は記載されている)。
2014年にブロック依頼を出された結果一か月程度のブロックとなり[1]、一度は引退したかと思われたが、翌年に戻ってきてしまった。2021年にはとあるユーザーのソックパペットを疑い、賛成意見がなく反対意見まであるのにも関わらずLTA化を実施した。
2021年7月末の警告や下記のコメント依頼などでは、こんなコメントも残されている。
Moss氏が「生物分野で長年貢献してきた」と書かれていますが、それ以上に失った情報の方が多く、この人がいなかった方が動物系の記事は充実していたでしょう。そういう面を考慮しての厳しい処置をお願いします。
この方の生物系記事の独断や他者の編集に対する否定的・攻撃的な態度は常軌を逸しており、なぜペナルティーを受けるに至ってないのか甚だ疑問です。生物系記事に関して発展させる方向ではなく独断で破壊行為をしているだけだと思います。
また、とあるユーザーにMossがLTAを疑うIPユーザーの処遇について同意を求めた際にも完全に拒否されている。
問題行動の例[編集]
前述の通り、Mossは、自分が気に入らない他者の編集について、荒らし(LTA)呼ばわりするなど、かなり問題行動が多いことが指摘されており、他の利用者から多数の苦情が寄せられている。 2010年2月に提出されたコメント依頼では、Mossに対するコメント提供を依頼した依頼者は、次のように述べている。
Moss氏の編集方針がおかしいと思ったのは、イチゴヤドクにおける編集です。明白に読者に有用な情報があるにもかかわらず、自分の編集に有無を言わさずにリバートを行っています。まず、被依頼者にはこの件について明白な理由を述べていただくようお願いします。また、ブラックバックにおいてあるIPユーザーの編集を「荒らし」と断じてもいます。さっぱり理由が分かりませんので、この編集についても「荒らし」とした根拠をお願いします。その他、氏のノートには大量にその編集方針についての疑問が寄せられています。文末に参考文献を挙げるだけで、項目毎に出典をつけない、要出典を記したユーザーを荒らし扱いする、他人の編集をコメントなしに削除するなど、独りよがりな点も目につきます。これらの疑問に対して、コミュニティからのコメントをお願いします。
さらに、2014年4月に提出された投稿ブロック依頼では、Mossの投稿ブロックを依頼した依頼者は、次のように述べている。
被依頼者へのコメント依頼、および会話ページに寄せられている多数の苦情からわかるように、被依頼者は生物記事における記述の乱暴で無差別な除去、自分の手持ちの図鑑類からのデータベース的な記述の上書きを長い期間にわたって継続しています。除去された記述には無出典のものも多く、一方で被依頼者の記述はしっかりと出典がつけられているものですが、私が見た限りでも前者にも出典のつく可能性があるもの、修正可能なものが多く、簡素なデータの羅列のような記述に置き換える必然性のあるものではありません。記述の除去・上書きと同時にきちんとレイアウトされている画像類の無差別的な除去(またはギャラリー節への押し込み)、導入部の概要文を重複であるといって除去する(WP:LSの無視)、生物学的なデータ以外の文化節の軽視といった行動も目立ちます。また除去について強く指摘されてからは「自分以外の文章部分を出典の明記を貼って全体の構成おかまいなしに隔離する」といったこともはじめました。以上の問題点は私を含め多数の利用者が直接指摘し、また説得にあたり改善を求めてきたものでした。ノートを活用したらどうか、既存の記事を大幅に編集する際は段階を踏み、既存の文章の間違ったところの修正→記述の除去というふうに投稿を分けてみたらどうか、といった具体的な改善案も出されています。被依頼者はその都度ある程度大幅な編集は避けるようになるのですが、しばらくすると指摘されたものと同等な編集を再開するようです。最近の編集内容を見てもほとぼりがさめたのでそろそろ同じことをはじめた、としか言いようのないもののように思います。
以上の行動を鑑みても、被依頼者の参加目的は自分が所持している生物図鑑の忠実なウェブ版を作ることにあり、生物データベースをつくるつもりはあっても記事を百科事典的な項目として成長させるつもりはないようです。知識のある利用者であり全体として出典の明記や新規記事の作成に貢献している利用者ですが、特に大きな項目についていえば、他の利用者の参加意欲をなくさせるということも含めて記事の成長と発展を明らかに阻害しています。過去の経緯と行動からこれ以上の説得・対話は不可能と見て投稿ブロックを依頼するものです。
他にも、
無期限でいいですよ。この方には失望しました。~~~そういうわけで、この方には引っ込んで貰った方がいい、私はそう思います。本当は私としてもこう書くには忍びないものがあった。ですが、そうやって待っている間にも、結局態度も姿勢も意見も変えない、そういう主張だけが見えてしまうのですね。だから、もう諦めました。
などのコメントが投稿された。
この投稿ブロック依頼により、Mossは2014年5月26日に1ヶ月間の投稿ブロックを食らった[1]。
しかもこの際は、
これ以上執筆活動を続けるのも馬鹿らしくなりました。 出典を挙げながら除去される、出典の無い独自研究は残るウィキペディア日本語版に理性やルールはないと痛感したと共に、失望いたしました。もう執筆活動を続ける気もありませんので、無期限ブロックなりお好きなようになさってください。限られた時間を本当に無駄なことに費やしました。
と逆ギレを起こして自ら執筆停止を宣言していた。
しかし、その後活動を再開してしまい、2021年に至るまでにさらにウィキペディアにダメージを与え続けてきたことを考えると、
「なぜ2014年のブロックが一ヶ月だけで済まされてしまったんだ」
と嘆く人も決して少なくないと思われる。
2021年[編集]
2021年7月末に新たなコメント依頼が発動したが Moss はこれを無視して自警を続行した。
- 多重アカウントの不正使用により無期限ブロックを受けたX-enon147が、ブロック破りで編集を継続していると推測したMossは、X-enon147が(ブロック破りをしているとはいえ)それほど大規模な荒らし行為をしていないにも関わらず、(彼・彼女が自分にとって気に入らない編集をしているという理由を前提として)X-enon147系のLTA化およびサブページ作成提案という大胆な行動に出た。もちろん、他者による賛成意見は全くなく、むしろLTA化に反対寄りの意見まで出ているにも関わらず[2]、Mossはコミニティの意見を無視して、十分に合意が形成されていないにも関わらずX-enon147を強引にLTA化するに至った[3]。
- これまでの「マイルール」でトラブルを頻発してきたり他の有力ユーザーからの反発を避けるためかもしれないが、PJ:BIOのガイドにおける「専門的でない資料」の禁止あるいは回避に関する明文化の提言という独自ルールを作ろうとしたが失敗した。
さらになんと他人のコメントを改変した。
9月以降は沈黙しているが、2014年のブロック依頼の時点で
一度やめた手法も、諦めたのではなくて、隙を見てまたやる、と言うことをカメの件で表明なさったわけですから、放置するのは危険である
と書かれており、現在に至るまでの状況を考えると、
当時の処置が(当時のコミュニティの合意だとしても)軽いものに済んでしまい、自ら執筆を辞めると宣言したが雲隠れした様に見せかけただけであり、
結局は更に多大な被害を長年引き起こしてきたことなどはもはや悲劇としか言う他はあるまい。
これまでさんざんMoss自身が他のユーザーをソックパペット扱いして攻撃したりブロックに追い込んできたが、当の本人がソックパペットを持たない理由にはならない。
今後も注視が必要と思われる。
12月30日、ついに無期限ブロックされるに至った(Wikipedia:投稿ブロック依頼/Moss 20211216)。
出典[編集]
外部リンク[編集]
- Mossの投稿記録 - Wikipedia