MediaWiki default

出典: 謎の百科事典もどき『エンペディア(Enpedia)』
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MediaWiki default(メディアウィキ・デフォルト)とは、新しく MediaWiki をインストールした瞬間に定型メインページを自動作成する謎のアカウントもどきである。

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概要[編集]

MediaWiki をインストールすると、メインページは自動でこの名義で作成される。インストールした創設者がURLにアクセスしたときには、もう作られている。つまり、創設者よりも先に作成するのだ。ちなみにこのエンペディアでも、最初のメインページはこれによって作成されている(作成当時のメインページ)。

しかし、投稿記録へのリンクをクリックすると、

利用者アカウント「MediaWiki default」は登録されていません。

と表示されることがある。登録されてないのに編集記録があるってどういうことだ!! と憤慨しても、登録されていないことになっているので会話することが出来ない。なお、このエラーメッセージはXMLで編集履歴をインポートしたときにも確認できるが、インポート記録を見てもメインページがインポートされた形跡はないようだ。

これはいったいなんなんだ。

技術的説明[編集]

MediaWiki におけるシステムアカウントの一種。メンテナンス・スクリプトなどによって実行者名義として利用されるものであり、アカウント名の予約語[1]でもある。

MediaWiki を通常のウェブページ上にあるセットアップ・ウィザードからインストールすると、データベーステーブル作成直後に自動作成されるメインページはこの名義で作成される。MediaWiki はセットアップ・ウィザードから作成されることが多いため、余程古い MediaWiki 以外ではメインページの初版作成者 (oldid=1) としてお目にかかることが多い他、MediaWiki 名前空間(MediaWiki: から始まるページ名)に存在する既定と同一のインターフェース・メッセージのページを削除するメンテナンス・スクリプト deleteEqualMessages.phpdeleteDefaultMessages.php 等を実行した際にもこの名義が利用される。これらのスクリプトを実行し、何等かの特別:記録に残る操作が必要で当該アカウントが存在しない場合、特別:最近の更新 があふれることを防止するため、ボットフラグ付きでこの利用者名のアカウントが作成される。

"MediaWiki default" は通常設定の MediaWiki において、このアカウント名が予約対象として指定されているため、通常の方法ではアカウントが作成できない。存在しないアカウント名による操作は未登録利用者(IP 利用者)と同様に利用者 ID に 0 が割り当てられるため、ページ履歴のリンクは未登録利用者と同様に「特別:投稿記録」となり、前述のエラーが表示される。

ただし、ウィキメディア財団の新規作成されたウィキでは、セットアップ・ウィザード経由ではなくメンテナンススクリプトによりウィキが作成されるため、IPv4 ローカルループバックアドレスの 127.0.0.1 が作成者となる[2]。なお、ウィキペディア日本語版には jawp:利用者:MediaWiki default存在する

ウィキペディア日本語版を引用する。

「このユーザー名は、メンテナンス用スクリプトrebuildMessages.phpが使用しています。このスクリプトはMediaWikiの一部で、メディアウィキのインターフェイスメッセージをアップデートしています。このユーザーは、ボットではなく、ブロックすることもできません。」[3]

脚注[編集]

関連項目[編集]