日本自動車連盟
日本自動車連盟(にほんじどうしゃれんめい)とは自動車に関するサービスの提供を目的として設立された一般社団法人である。日本自動車連盟の英訳からJAF(Japan Automobile Fedration)と表記され、「ジャフ」と呼ばれることが一般的である。 また、日本においては国際自動車連盟(FIA)の公認を得た唯一のモータースポーツ統括団体でもあり、国内においては各地の主催者と連携し、公認イベントを開催している。 ボディーカラーは、明るい青(●)と白(○)のツートーンカラーである。
概要[編集]
もっとも有名な事業はロードサービス事業であり、JAFのロードサービスカーによる救援を受けたユーザーは多い。その他にもモータースポーツにおける国内唯一のライセンス発給のほか、外国の免許証を日本の免許証に切り替える場合(外免切替)に必要な日本語翻訳文を提供できる数少ない団体である[注 1]。
会員制度[編集]
JAFのロードサービスは会員以外でも受けることはできる。しかし、JAF会員となり、年会費を払うことでロードサービス料金が大幅に値下げされる[注 2]ため、自動車に頻繁に乗る場合は加入をお勧めされることが多い。この制度は自動車保険とは違い、人に対して有効になるため他人の車を運転しているときでも会員として利用できる[注 3]。
各地の飲食店やカー用品店などではJAFと提携している店舗も多く、料金が数%割引されるなどのメリットも多い。また、モータースポーツライセンスの発給にはJAF会員である必要がある。つまりJAF会員であれば数時間の講習でモータースポーツライセンスが発給されるという事でもある[注 4]。
会員には個人で加入する「個人会員」とその同居家族が加入できる「家族会員」、企業などの法人が加入する「法人会員」の三種類があり、すべて合わせると2千万ほどの加入者が存在している。
会員には機関紙であるJAF Mateが届けられるほか、モータースポーツライセンス所有者にはJAFスポーツも届けられる。
ロードサービス[編集]
JAFによるロードサービスは多岐にわたり、バッテリー上がりやタイヤがパンクした場合の救援、雪道でのスタックや側溝などへの脱輪からの引き上げなど、個人では限界のある作業なども多い。そのほかにも異音や異臭がした場合の点検なども対応してくれる。なお、初版投稿者はエンジンルーム内に落としたスマートフォンの取り出しを依頼し、(車は)無事に回収して頂いたことがある。
会員であれば故障者の移動も会員価格が適用されており、自動車保険のロードサービスと組み合わせることで移送費用を抑えることが可能である。
普通の4輪自動車だけでなくバイクなどの2輪車も対応しており、国内では導入例が極めて少ない二輪専用レッカー車も用意しているため、ライダーからの需要も増加している。