JA837J
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JA837Jは、日本航空(JAL)が保有・運航する、ボーイング787-8型の航空機の機体。2020年東京オリンピックにおいて、聖火をギリシャのアテネ国際空港より宮城県へと輸送する特別機として用いられた機体として知られる。また、2014年12月1日よりJALが国際線で運航する「スカイスイート787」を採用した最初の機体でもある。
概要[編集]
2014年、ボーイング社により、ペイン・フィールドにて製造された。ライン番号は220、製造番号は34860。2014年11月25日に登録され、翌26日夜に成田空港に到着、12月1日より国際線に投入された。日本航空が受領した16機目の787-8型機でもある。
特別な飛行歴[編集]
- 2017年5月18日から - 日本航空で5度目となる「ドラえもんジェット」塗装機として北京・広州の中国2都市に3ヶ月弱就航した。
- 2019年11月1日 - ボージョレ・ヌーヴォー初荷を輸送。ロンドンと羽田を夜間に結ぶ「プレミアムナイトフライト」として。
- 2020年3月20日 - 2020年東京オリンピック聖火輸送。下に詳述。
聖火輸送機として[編集]
聖火リレーとオリンピック期間中に用いる聖火は、アテネで点火され、リレーの発地となる宮城県松島空港へと運ばれることとなった。運搬はともに大会の航空輸送カテゴリパートナーであるANAとJALの共同により行われることとなった。
デザインは2019年10月25日に発表され、機体前部にはオリンピックエンブレムを挟み込む形で、ANAとJAL両社のロゴマークが配置された。このような形で両社のロゴが並ぶのは異例である。
2020年3月17日、デザインの機体への貼り付けが成田空港で行われ、翌18日にアテネへ向け出発。便名はJL1964便であり、前回東京オリンピックが開催された1964年にちなむ。聖火を積み込んだ復路はJL2020便、愛称として2020号(2020 Go)を用い、宮城県の自衛隊松島基地へと到着した。
模型化[編集]
- JAL SKY SUITE塗装仕様・1/200 JALUX製、製品番号BJQ1153
- ドラえもんジェット塗装仕様・1/400 JC wings製、製品番号XX4118
- ドラえもんジェット塗装仕様・1/200 JC wings製、製品番号XX2160