iXintpwn
iXintpwn(アイシントポウン、通称YJSNPIウイルス、YJSNPI、TROJ_YJSNPI.A)とは、iOS端末で動作するマルウェアの一種である。
概要[編集]
iOSにおける「構成プロファイル」と呼ばれるシステムを悪用したものである。この構成プロファイルを適用するとホーム画面上にとある男性の顔のアイコンが大量に作成され[1]、しかも削除不能というおまけ付きである。このアイコンが作成されている間は端末が応答不能になり、場合によってはホーム画面を管理しているアプリケーションがダウンすることもある。
本マルウェアはiOSの制限を解除するためのアプリ、いわゆる「Jailbreak(脱獄)アプリ」として配布されている。復旧させるには「AppleConfigurator2」というソフトウェア経由でプロファイルを削除する必要があるが、本マルウェアの動作途中で電源を切ったり、アプリケーションがダウンしてしまった場合は初期化するしかなくなってしまう。また、AppleConfigurator2はMacPC版のみが配布されており、Windowsなどでは利用できないため、そのようなユーザも初期化するしかない。
その他[編集]
YJSNPIウイルスの名の通り、あの野獣先輩の顔でホーム画面が埋め尽くされるマルウェアである。やりますねぇ!このウイルスを作成したのは当時13歳の少年であったとされ、ニュースで取り上げられるなど話題になった。
なお、ニュース映像やウイルス解説サイトにおいて例の顔にはすべてモザイクがかけられていた。しかしモザイク越しでもしっかりと視認できるあの画像が用いられていたため、野獣先輩の新たな称号として「モザイクを貫通する男」が使われることになった。[2]
このマルウェアはメルカリを利用して配布され、当時14~19歳の少年4人が購入したという。売り手も買い手もホモガキとは...たまげたなぁ。
なお、作成した少年は奈良県警により児童相談所へ通告され、購入した4人の少年らも後に検察へ送致された。
削除パッチ[編集]
その後、iXintpwnの作成者から「削除パッチ」が公開された。しかしその手法がひどく、「5個あるリンクのうちの一つが削除パッチ」というものだった。[3] 削除パッチが公開されていたサイトにはQ&Aが記載されていたが、「ファイルをインストールするのが怖い」というものに「ではよきホモライフを」と書かれていた。
脚注[編集]
- ↑ アイコン名は「YJSNPI」
- ↑ 問 題 の ニ ュ ー ス.mp4 - ニコニコ動画
- ↑ 削除パッチは4番だった。