HOSOUDE
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『HOSOUDE』(ほそうで)は、千葉秀作による日本の漫画作品。
概要[編集]
『コミックガム』2003年1月号から2004年8月号まで連載。
ストーリー[編集]
稲取泉太郎は、会社をクビになってしまって、原因となった月ヶ瀬春菜が女将をしている四季館で働くことになった。
登場人物[編集]
四季館[編集]
- 稲取 泉太郎(いなとり せんたろう)
- 本作の主人公。聡助と夏希の婚姻届けをもって結婚式会場に行く途中、エレベーターで春菜と乗り合わせる。そこで、婚姻届けを奪おうとする春菜と揉み合いをするうちに事故でキスをしてしまう。その現場をエレベーターが開いたときに見られ、聡助に会社をクビにされてしまう。そして、旅館「四季館(しきかん)」で春菜たちと一緒に働くことになる。
- 頼りない人は放っておけない性格。学力は優秀っぽい。
- 月ヶ瀬 春菜(つきがせ はるな)
- 旅館「四季館(しきかん)」の女将。身長165cm。スリーサイズB84・W55・H80。経営難で借金が増えたことで社長の父親が資金繰りに旅だって二年たち、妹と力を合わせてやり繰りしていたが中々うまくいかずにいた。そんなときに、叔父が強羅グループの社長ご子息との縁談話をもってきて、結婚式の日付などを勝手に決められてしまう。そんな中で、エレベーターに乗り合わせた稲取と婚姻届けを取りあううちにもみ合いになってキスしてしまう。そのことを利用することを思いついた夏希が稲取を春菜の婚約者と宣言。夏希もそれに乗っかったことで、聡助との婚約は無事に取り消しになった。そのときの稲取とのキスがファーストキスとなった。
- 稲取と過ごしていく中で稲取に振りではなく恋心を抱くようになる。そして、冴雪との野球拳勝負で稲取に告白した。実は高校生のころに花嫁の景子先生の結婚式に行った際に、稲取に会っている。そのときに景子を好きで振られた腹いせに式場で自殺しようとしていた大沢先生を止めようとしていたのをみて、稲取みたいな人と仕事をしたいと思っていた。なお、そのときにスカートの中に顔を突っ込んで付き落とされてしまった稲取は全治一か月の怪我を負い、その姿を見た大沢先生は飛び降りるのを辞めた。
- 天然な性格。セックスや性器のことを普通に話してしまう。
- 月ヶ瀬 夏希(つきがせ なつき)
- 春菜の妹。春菜と聡助の結婚を叔父が強引に推し進めたことに反発して秋穂と共に結婚の阻止を計画。作戦は失敗するも、稲取が事故で春菜とキスしたことを利用して二人が婚約者ということにして、春菜と聡助の結婚を阻止する。
- 稲取とはよく喧嘩をしている。稲取が意図せずにラッキースケベを発動すると打撃を加える。
- 月ヶ瀬 秋穂(つきがせ あきほ)
- 春菜と夏希の妹。眼鏡をかけている。大人しい子だが、姉ともうバラバラになりたくないと温泉を掘って、夏希と喧嘩するなどの一面もある。
- 月ヶ瀬 源造(つきがせ げんぞう)
- 春菜たちの父親で「四季館(しきかん)」の現在の主人。春菜の見合い相手を選んでくるが、実際には稲取を春菜とくっ付けさせるための策だった。その後、再び金策のために旅に出た。
- 有名な資産家との縁談を断って住み込みで働いていた従業員の妻と結婚している。
その他[編集]
- 白岩 美咲(しらいわ みさき)
- 稲取が聡助の部下だった時代の後輩の女性。稲取がクビになったことで後任として仕事を回されるも処理できずに稲取を頼ってくる。本当は優秀だが、稲取の傍にいたくて頼りない振りをしていた。旅館を去る時に稲取のことを諦めないと春菜に宣戦布告した。
- 強羅 聡助(ごうら そうすけ)
- 国内最大のホテルグループ「強羅ホテルグループ」の社長の一人息子で専務。24歳。稲取の元上司。二代目のバカ息子とされており、小さい失敗でも社員をクビにする。春菜と結婚することになっていたが、稲取が春菜と事故でキスしてしまったことによって結婚は白紙となった。そのとき、稲取をクビにする。
- 結婚式を潰されることになったため、稲取たちに恨みを抱いている。
- 月ヶ瀬部長
- 春菜たちの叔父で、強羅の部下でもある。春菜と強羅の縁談を利用して「四季館」を乗っ取ろうとするも失敗。
- 強羅 冴雪(ごうら さゆき)
- 「強羅ホテルグループ」の副社長の女性。春菜たちの姉。身長170cm。スリーサイズB98・W60・H90.稲取を騙して婚姻届けに判を押させて拉致する。そして、春菜と稲取を賭けて野球拳勝負をする。初戦から5連敗でパンツ一枚になるも最初の5戦で春菜のクセを見抜いて10連勝して春菜をパンツ一枚に追い込む。だが、稲取が冴雪にキスをして強制的にグーパンチを出させる策略を用いたことで敗れる。なお、このときのキスがファーストキスだった。
- 嵯峨沢 平九郎(さがさわ へいくろう)
- 72歳の男性。作曲家であり陶芸家。温泉・旅館に関する著書も多い。全日本温泉協会理事で新日本旅館組合理事。些細な粗相で廃業に追い込まれた旅館もあるという。
- 「四季館」に宿泊して、昔訪れたときと比べて劣っていると評価するも、春菜の作ったみそ汁の伝統だけは守られていると認める。
- マサオ
- ヨシコとクリスマスイヴにデートするもホテルの予約を忘れて仕方なく「四季館」に宿泊する。ヨシコと勝負を決めようと「四季館」に協力を頼むも、2人っきりにさせるの一番だと思った春菜がドタバタさせた後に行ってしまう。二人っきりになった後に「周りに頼らずに自分でその気にさせて…」とヨシコに言われて、自分で頑張ってうまくいった。
- ヨシコ
- 春菜にマサオから協力を頼まれたことを聞いて、「周りに頼らずに自分でその気にさせて…」と言ってマサオを誘う。
- 今井浜(いまいはま)
- 四季館に受験勉強をしに来た男性。受験勉強から逃げていたが、春菜に叩かれたことで目が覚めた。
- 温泉組合長
- 盗撮四天王によってここら辺の温泉街が盗撮されていると知らせてくる。
- 着ぐるみの鉄(きぐるみのてつ)
- 盗撮四天王の一人。猿にまぎれて四季館の盗撮をしようと半年前から山に住みついてボスざるとして自然に溶け込んでいた。裸を見て勃起したところを稲取が見たことで正体が判明して捕まる。
- 千里眼の政(せんりがんのまさ)
- 盗撮四天王の一人。最新のデジタルビデオカメラで遠く離れた山奥から盗撮しようとするが、朝日でレンズが光ったことで捕まる。
- 子連れの紅(こづれのくれない)
- 盗撮四天王の一人。子供型のカメラを使って盗撮するも、それを看破した稲取によって捕まる。
- アイコラの幻斉(アイコラのげんさい)
- 盗撮四天王の一人。合成写真を作るが、腕はあまりよくない。
用語一覧[編集]
- 四季館(しきかん)
- 春菜が女将をしている旅館。経営難で借金も多い。長らく温泉が枯れていたが、春菜が夏希の傷口を舐めるのを見た人面岩から温泉が湧きでて、露天風呂に流れ込んだ。
単行本[編集]
ガムコミックスプラス(ワニブックス)より発売。
タイトル | 初版発行日 | ISBN | 備考 | サブタイトル | ||
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HOSOUDE 上巻 | 2005年11月10日 | ISBN 4-8470-3524-0 |
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HOSOUDE 下巻 | 2005年11月10日 | ISBN 4-8470-3525-9 |
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脚注[編集]