H×H! お風呂は異文化コミュニケーション!?

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H×H! お風呂は異文化コミュニケーション』(エイチバイエイチ! おふろはいぶんかコミュニケーション)は、神尾丈治による日本ライトノベル作品。イラストは丸ちゃん。

概要[編集]

2011年1月20日に一迅社文庫より刊行されたライトノベル作品。一迅社文庫からは『Re:俺のケータイなんてかわいくない!』に続く神尾丈治の二作品目となる。

ストーリー[編集]

リュート・オルファリオンはどんな種族にも効くという『アークエリクサー』を作るために必要な材料「プリンス・オブ・サウザウンド」を探して山を探索していた。そんな中、行き場のない魔族の住んでいる遺跡にたどり着いてそこで「プリンス・オブ・サウザウンド」を探すことになる。

登場キャラクター[編集]

主要キャラクター[編集]

リュート・オルファリオン
本作の主人公。15歳。穏やかな性格だが、医療行為では人が変わったようになることもある。
全ての種族に効果を発揮する霊薬『アークエリクサー』を作るために必要な材料である木の実「プリンス・オブ・サウザウンド」を探してバイル・ボイルの山にやってくる。途中で怪我をしたミトラを見つけて治療。そのまま山の遺跡に連れてこられる。そこで師匠のレゴールと顔見知りだったというソフィーから次の満月までの滞在を許される。
ソフィー・マリエラ・アルヴァイン
遺跡の主の吸血鬼。見た目は12歳くらいの少女だが、50年以上生きていて40年以上姿が変わっていない。
40年前の人間と魔族の間で起こった魔境戦争で故郷が襲撃されて両親共々逃げていたところでレゴールと出会う。レゴールはそこで誰彼構わず治療しており、毒を受けた両親を必死に治療しようとしていたが亡くなってしまって泣いて怒りをみせていたと語った。
フランク・バルニーが襲ってきた一件の後にリュートに魔法を教えるということでリュートに遺跡にこれからも滞在するように言う。
パトリシア・ディアフォレスト / パティ
ダークエルフの少女。巨乳。戦場で助けられてソフィーに仕える。文化的に混浴もあまり気にしない。
リュートのことを信用できずに遺跡でも監視を続ける。フランク・バルニーが襲ってきた一件でソフィーがリュートを守ることを決めたことで、リュートを信じることにした。
ミトラ・カーン
アニエスと一緒に山を進んでいたところで怪我をして、「プリンス・オブ・サウザウンド」を探していたリュートに治療される。そのため、リュートに対して信頼を寄せており、傷跡が残らないようにする抜糸のために脱ぐとことも了承する。
羞恥心は多少あるが、リュートと一緒にお風呂に入ってからかったりする。
アニエス・カーン
ミトラの姉。猫獣人。当初はリュートのことを警戒するも、ミトラの怪我を傷痕も残さずに治療したことでリュートに抱き付いて懐く。そして、リュートの「プリンス・オブ・サウザウンド」探しのために道案内をするようになる。
無邪気で明るい性格。羞恥心も薄く、リュートと一緒にお風呂に入って体を洗おうとする。

その他[編集]

レゴール
リュートの亡き師匠。見返りを求めず相手を選ばずに治療することで治聖と呼ばれた。
ポギー
遺跡で食事番をしているオークの青年。二週間前から鼻が詰まって匂いが分からずに料理も失敗するほどだった。遺跡に丁度やってきたリュートによって分泌物を出してもらったことで回復した。
オルバン
オーガ族の青年。ポギーの鼻の治療で鼻水がついたリュートとパティが風呂に入っていたところに一緒に入った。
父親の治療をリュートに頼む。
ガルバン
オルバンの父親。痛みで寝込んでいたが、リュートの治療で骨のずれを戻してもらう。そして、腰の痛みを直して今後も動けるようにするための指導を受ける。
老父
ミトラとアニエスの父親。娘のことを大事にしている。
ゴートン爺(ゴートンじい)
バイル・ボイルの山の近くにある山小屋に住んでいる。
フランク・バルニー
聖教庁バリウス大司教直属国土浄化隊の騎士。吸血鬼などの闇の種族を狩る「宵闇狩り(よいやみがり)」。リュートの後をつけてきており、頃合いを見てソフィーを狩ろうとする。しかし、リュートの前で武器を一つ失って救援もやってきたことで、ここでみたことは忘れるという誓いをたてることとなって山を下りることとなった。

用語一覧[編集]

バイル・ボイルの山
魔族国バルケリア帝国と人間領のリークラージュ帝国の境界上にある山。

単行本[編集]

一迅社文庫一迅社)より刊行。

タイトル 初版発行日 ISBN その他
H×H! お風呂は異文化コミュニケーション 2011年2月1日(2011年1月20日発売) ISBN 978-4-7580-4205-5

外部リンク[編集]