Half Cat

出典: 謎の百科事典もどき『エンペディア(Enpedia)』
Google Street view Catから転送)
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Half・Catハーフ・キャット
流行年2013年~
ジャンル動物
発祥Google street view,blog,imgur,Reddit,
Lowyat.net

Half Cat (ハーフ・キャット)は、2013年~2018年頃に海外を中心に流行したインターネット・ミームの一つ。 Panorama Fail Cat (パノラマ・フェイル・キャット)、Google Street view Cat(グーグル・ストリートビュー・キャット)、Sinko Peso(シンコペソ)とも。

概要[編集]

Google ストリートビュー内のカナダ首都オタワのとある場所にて"足が2本で耳が無い"猫が発見されたとして一躍ブームを引き起こしたインターネット・ミームの一種。2013年頃より本格的に流行し、ユーザーによって多数のコラージュ画像が作られた。2018年にはポルトガルで「Sinko Peso(シンコペソ)」という名前で再ブームを果たすなど数々のミームの中でも人気は非常に高い。

歴史[編集]

2010年2月14日、海外のブログサイトの一つである「eBooks Online」が、”Top 10 Photos of the Week(今週の写真-トップ10)”という記事を投稿[1]。この記事内の九番目に掲載された猫の写真がHalf Catの初出であるとされている。 1週間後の同年2月21日、インターネットフォーラム(掲示板)として人気を博していたLowyat.net”Secretly took few pictures at CTY Aquarium(CTY水族館でこっそり写真を撮ってきた)” というスレッドで、フォーラムのユーザーであったlazogirlz氏が、水族館での魚たちの写真とともにHalf Catの画像をアップした[2]。このスレッドはおよそ3500回以上も閲覧されるなど密かに注目されたが、まだこの時点ではさほど話題には上がらなかった。

2013年5月8日、画像共有サイトのimgurに「idontevenknowwhatiamdoinghere」氏が、”Google Street View made half a cat! I cant breathe!!(google ストリートビューは半分の猫を作り出しました!息が出来ない!)”という題名でHalf Catの画像を投稿[3]。画像は瞬く間に拡散され、imgurユーザーやソーシャルニュースサイトのRedditのユーザーらがHalf Catについて議論・分析を進め始めるなど、大きな話題となった。同時期、日本にもHalf Catの話題は伝わってきており、ねとらぼlivedoor news等の各種ネットニュースサイトがこぞってHalf Catの記事を配信していた[4][5]。 画像が拡散された当初は「Google ストリートビューは360°カメラで撮影したパノラマ画像をつなぎ合わせて使用するため、たまたま映り込んだ猫が偶然にもこのような姿になってしまった」という見方が大多数を占めていたが、イギリスのWebメディアサイトのIndependentから”Revealed: The 'half-cat' not created by Google Street View(正体は:"Half Cat"はgoogle ストリートビューによって生成されていない)”という見出しで、Reddit・imgurユーザー達による見解記事が投稿され、その記事内では「Half Catの画像はGoogle ストリートビュー内の猫の画像に画像編集ソフトによる加工を施したトリック画像であり、不具合による現象という事実は確認できない」とし、Google ストリートビュー内でのHalf Catの存在を否定した[6]。後に、Half Catは加工されたフェイク画像である事が正式に判明した。

脚注[編集]

出典[編集]

関連項目[編集]