GPA

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GAA(じーぴーえー、英:Grade Point Average)は大学等で学生の成績を得点化し、平均化したもの。4点満点で示される。

概要[編集]

科目ごとのGP(Grade Point)、年度ごとのGPA、入学時から通算した累積GPAがある。日本国外の大学・大学院では入学基準のひとつとなる。

GPAの計算方法[編集]

計算方法は各大学によって異なることがある。一般的な計算方法は次の通りである。

GPA=(科目の単位数×GP)の合計/履修登録科目の単位数の合計

  • 小数点第2位下四捨五入
  • 分母の総単位数には、不合格科目(評価が「不」、「欠」)の単位数を含む

GPの判定基準[編集]

成績が100点満点評価の場合、GPは次のようになる。大学により成績評価は異なることがある。

GP 判定 点数 成績評価 評価
4 合格 100点~90点 A+ または S
3 合格 89点~80点 A
2 合格 79点~70点 B
1 合格 69点~60点 C
0 不合格 59点以下 D 不可
0 不合格 出席不足 F 不可

GPAの利用方法[編集]

GPAの利用方法は大学により異なる。活用例では修学指導に使う例は多いが、そのほか奨学金の推薦基準とする例、就職の推薦基準とする例、大学院進学の判定に使用する例がある[1]

GPAの評価表[編集]

累積GPAの総合評価を示す。

GPA 総合評価
3.5~4.0 非常に優秀な成績である。
3.2~3.4 優秀な成績である。
1.6~3.1 平均的な成績である。
1.0~1.5 今後に努力が必要な成績である。
0~0.9 今後にかなりの努力を要する成績である。

[編集]

  1. 尾崎徹、井上光(2015)「GPAの適正な有効数字」広島工業大学紀要 教育編 Vol14, pp.23-28