F-2による三沢飛行場滑走路誤進入

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航空自衛隊訓練機
日本航空2163便
事件・インシデントの概要
日付2019年10月3日
12時47分16秒
概要自衛隊機の滑走路への誤進入
現場青森県三沢市
三沢飛行場滑走路10上
第1機体
機種F-2
運用者日本国旗.png日本航空自衛隊
機体記号93-8550
出発地日本国旗.png日本・三沢飛行場
目的地日本国旗.png日本・三沢飛行場
第2機体
機種エンブラエルERJ170-100STD
運用者日本国旗.png日本ジェイ・エア
機体記号JA216J
出発地日本国旗.png日本大阪国際空港
目的地日本国旗.png日本・三沢飛行場
死者数0
行方不明者数0
生存者数77(全員)

F-2による三沢飛行場滑走路誤進入(F-2によるみさわひこうじょうかっそうろごしんにゅう)は、2019年10月3日三沢飛行場で発生した重大インシデントである。この重大インシデントは航空法施行規則第百六十六条の四第2号「閉鎖中の又は他の航空機が使用中の滑走路への着陸又はその試み」に該当したものである。

この重大インシデントに関係した航空機は、航空自衛隊所属のF-2A(機番号 93-8550)、ジェイ・エア所属のエンブラエルERJ170-100STD(登録番号 JA216J、日本航空2163便・大阪国際空港発三沢飛行場行き)である。

ジェイ・エア機が三沢飛行場の航空管制官から着陸許可を受け最終進入中であった滑走路10に、航空自衛隊機のF-2が管制許可を得ないまま侵入した。F-2は管制指示により滑走路を離脱し、ジェイ・エア機は復行を指示されたのち無事に着陸した。

原因は航空自衛隊機パイロットが、管制官からの出発が遅延するという連絡を離陸許可と誤って認識したもの。他の航空機が着陸しようとしていることを目視で確認することを怠った、パイロットが思い込みと離陸遅延による飛行訓練計画の修正に気を取られ、心理的なゆとりのない状態になっていたなどの副次的な要因が指摘されている[1]

脚注[編集]

  1. 誤進入はパイロットの誤認が原因 青森 朝日新聞(横山蔵利)、2021年1月22日、2021年3月8日閲覧

外部リンク[編集]