DVD

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DVD(ディーブイディ)とは、光ディスクの一種である。

概要[編集]

記録されたデータを赤色レーザー光で読み取る光ディスク。物理的な大きさはCDとほぼ同じだが、容量が片面1層式で4.7GB、2層式で8.54 GBと大きい。4.7GBという数字はハリウッド映画界からの要望と技術水準の兼ね合いで決められた。DVDの登場により、従来のレーザーディスクで必要だった長編映画を視聴中にディスクを裏返す必要がなくなった。
CD-ROMからの置き換えが進んだコンピューター用は4.7GBのDVD-RやDVD-RW。

映画・ドラマ・アニメなどの映像商品としてDVDが発売されるだけでなく、ゲームソフトやプログラムのインストールメディアの記録など多用途に使用されている。

DVDの外径は118mm。

写真データをDVDに印刷するときは、DVDの印刷領域指定は、外径114mm、内径25mmが目安となる。

2000年代半ば以降はより容量の大きいBlu-ray Discが普及し、DVDの地位は以前ほどではなくなっている。

DVD-R[編集]

DVD-Rは、DVD Recordableの略。一回しか書き込みが行えず、データの消去・フォーマットができないDVD。一度書き込んだらデータは編集できず、データが定着され、ディスクに反映される。今後の変更が一切無く、最終的なデータの保存となる。反射率は45%~85%で、比較的高い。

DVD-RW[編集]

DVD-RWは、DVD ReWritableの略。書き込みの完全消去、繰り返し書き込みができる、書き換え型DVD。容量は片面4.7GBのみ。データを消去・フォーマットする場合は、「ディスクを消去」のうち、「完全消去」を選ぶ。

データの記録は、基本的にはDVD-Rと同じ方式。記録を形成する皮膜の記録材料にはDVD-Rのような有機色素材料ではなくアモルファス金属材料を使用しており、DVD-Rに比べ、レーザー反射率は18%~30%で、ギリギリ低いため、データをDVD-RWに書き込むには、書き込みオプションは、デフォルトの「最速」にしないで、「安全度最高(速度が低下)」にしなければならない。

USBのデータが成功しにくい場合や、USBファイル名を頻繁に編集して失敗が消えないとき、データの試行錯誤、データのバックアップ、予備品などのときに使われる。DVD-RWに書き込まれたデータはユーザー定義である。USBの曲データが専らクラシックのみの場合は、曲名の表記の統一は困難で、一貫性が無く、成功がしにくいので、DVD-RWに書き込む。

もし、いきなりDVD-Rから使うと、デメリットがあり、DVD-Rでは、データが一度失敗すると、DVDが無駄遣いになることがあるので、USBデータをディスクに書き込むときは、初心者にはDVD-RWがおすすめである。DVD-RWの方が、使用頻度が多い。DVD-Rの代わりになるもの。

DVD-RWは、失敗したり不要になったデータを消去して再利用でき、ディスクの無駄遣いを防ぐことができる。

関連項目[編集]