Dクリニック
Dクリニックは、東京、新宿、名古屋、大阪、福岡、札幌に展開している薄毛治療を専門とするクリニックである。東京・大阪は男女別にクリニックを設置、名古屋・福岡・札幌は男女別の待合室を設け、診察室も個室でプライバシーに最大限配慮した治療環境を整えている。
同クリニックでは、症状や原因に対して皮膚科、形成外科、メンタルヘルス(精神神経科)等の各分野の専門家である医師が連携し、男女問わず様々な脱毛症の改善のために最新の情報と技術を提供している。また、男性専門のクリニックである新宿院では、AGA治療をメインに、メンズ美容、ED治療も行う。
川島眞が、医療法人社団ウェルエイジング・医療法人翠奏会・医療法人リアルエイジ静哉会の総院長としてDクリニック全体を指導する[1]。
沿革[編集]
Dクリニック
- 1999年7月 - 西新宿の高倉第二ビルにてメンズヘルスクリニック東京(旧城西クリニック)を開院。
- 2001年9月 - NPO法人フューチャー・メディカル・ラボラトリー(F.M.L.)発足。
- 2003年4月 - 城西クリニック移転(東京都西新宿1丁目 新宿サンエービル)。
- 2003年11月 - 初の毛髪学会へ参加。韓国ジョイント毛髪科学研究会で研究発表。アンドロゲンレセプター遺伝子とAGAの関係性について。
- 2004年6月 - 第4回IMHS学会(ドイツ)で、「Scientific Poster Award」を受賞。
- 2005年3月 - Dクリニックの医師が研究開発に携わったアンファーの初代スカルプDが発売。
- 2006年4月 - 女性専用のクリニック「AACクリニック銀座」を開院(東京都中央区銀座3丁目 銀座ASビル)。
- 2009年10月 - 聖マリアンナ医科大学と幹細胞の再生医学研究がスタート。
- 2010年3月 - 九州・福岡に「城西クリニック福岡」を開院(福岡県福岡市中央区天神1丁目)。
- 2011年5月 - 第11回日本抗加齢医学会総会にて発表。京都で「双子(一卵性)の男性型脱毛症患者11組の治療経験」を発表。
- 2012年5月 - 第16回ヨーロッパ毛髪研究学会にて発表。スペイン(バルセロナ)で、(日本人男性における肥満、血糖、血圧と男性型脱毛症(AGA)の進行関連)を発表。
- 2012年6月 - 城西クリニック内にてメンズヘルス外来を開始。
- 2013年3月 - 第12回日本再生医療学会総会にて発表。「伸展刺激が毛乳頭細胞に与える影響の解析-毛髪再生医療におけるメカノバイオロジーの可能性-」を発表。
- 2014年6月 - メンズヘルスクリニック東京にクリニック名を変更し、東京駅に移転(東京都千代田区1丁目 パシフィックセンチュリープレイス丸の内)。
- 2015年10月 - 第4回加齢画像研究会で研究発表。東京で開催された第4回加齢画像研究会で防衛医科大学校放射線講座との共同研究「男性型脱毛症(AGA)の超高分解能頭皮MRI-新たな薄毛の診断、治療法開発を目指して-」を発表。(小山医師)
- 2016年9月 - 第25回日本形成外科学会基礎学術集会で研究発表。大阪で開催された第25回日本形成外科学会基礎学術集会にて研究を発表。
- 2017年10月 - 第26回日本形成外科学会基礎学術集会で研究発表。
- 2019年4月 - 「メンズヘルスクリニック東京」「ウィメンズヘルスクリニック東京」含む全国6クリニック、アンファー株式会社、NPO法人アンチエイジングネットワーク、NPO法人Future Medical Laboratoryが共同で「Dクリニックグループ」を発足[2]。
- 2019年7月 - 開院20周年を迎え、クリニック名称を「Dクリニック」ブランドに統一[3]。
- 2019年12月 - 患者数233万人を突破(1999年7月~2019年12月のDクリニックの延べ患者数)[4]。
- 2020年12月 - 患者数255万人を突破(1999年7月~2020年12月のDクリニック、クレアージュの延べ患者数)
DクリニックのAGA(男性型脱毛症)の治療方法[編集]
DクリニックのAGA(男性型脱毛症)の治療方法には、日本でも認可された薬剤(プロペシア錠やザガーロカプセル)を使用し、AGAの進行の抑制を目的とした「単剤処方治療」と同クリニックオリジナルの院内製剤を使用し、発毛を目的とした「アドバンスト発毛治療」の2種類がある。「アドバンスト発毛治療」は、内服薬と外用薬を中心に患者ひとりひとりに合わせた薬剤を処方しており、20年間(1999年~2020年)で培った実績から約600パターン以上の治療薬の組み合わせがある[5]。
非接触振動圧刺激装置[編集]
Dクリニックと、学校法人日本医科大学、ピクシーダストテクノロジーズ株式会社の共同研究により、日本初となる「非接触振動圧刺激」技術を搭載した「非接触振動圧刺激装置」を開発。2021年11月16日(火)より、Dクリニック東京および新宿の治療現場に導入され、サービスの提供を開始[6]。
2022年4月6日より、Dクリニック東京・新宿では、初診時に自身が使用している発毛剤を持参することで「非接触振動圧刺激装置」を利用した最新頭髪治療の試用ができる新しいサービスを開始[7]。
クリニック一覧[編集]
※2020年5月現在
令和元年7月に20周年を迎え、クリニック名称を「Dクリニック」ブランドに統一[8]。
Dクリニック東京 メンズ[編集]
医療法人社団ウェルエイジング Dクリニック東京メンズ(旧メンズヘルスクリニック東京)。
「男性の外見と内面を医療によってサポートし、男性の健康を支えていきます」をコンセプトに、AGA治療(薄毛・抜け毛に関する治療)、メンズヘルス医療を提供する[9]。
院長の小林一広は、精神科医としての経験を生かし心身両面からの頭髪治療に取り組んでいる[10]。テレビ東京『そもそもなんでダメなんだっけ?』(2019年12月30日(月)23:15〜放送)に出演した際には、「白髪って抜いたらダメなんだっけ?」という疑問に対し解説するなど、頭髪治療の専門家としてメディアでも活躍の場を広げる[11]。
- 診療科目
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- 自由診療 - AGA専門外来・男性妊活外来・男性更年期専門外来・男性皮膚専門外来・前立腺がんサポート外来
- 保険診療 - 円形脱毛症専門外来・メンタルヘルスケア[12]
クレアージュ東京エイジングケアクリニック[編集]
2020年11月19日、Dクリニック東京ウィメンズ(旧ウィメンズヘルスクリニック東京)から名称新たに開院。
女性のための髪・肌・ホルモンバランスのクリニック。 女性ホルモンのバランスに着目し、薄毛治療を中心に、肌の悩み、更年期障害など患者一人ひとりのライフステージに寄り添った複合的な治療を提供[13]。
院長の浜中聡子はNHK『ニュース シブ5時』(2020年1月9日(木)16:50~放送)やTBS『名医のTHE太鼓判!』(2019年2月18日(月)放送)、日本テレビ『スッキリ』(2019年1月24日(木)放送)、テレビ東京『主治医が見つかる診療所』(2018年10月18日(木)放送)など、これまで数多くのメディアに出演し、女性の薄毛や頭皮ケアなどについて解説している。また、女性セブン(2020年7月23日号)にて、「絶対にやってはいけない薄毛になるNG習慣(18)」を解説するなど、女性の薄毛治療の専門家として活躍[11]。
- 診療科目
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- 女性頭髪専門外来、女性更年期外来、美肌外来、アートメイク外来
Dクリニック名古屋[編集]
医療法人リアルエイジ静哉会 Dクリニック名古屋(旧 AACクリニック名古屋)
東海地区唯一の薄毛治療専門クリニックで、男女診療が可能。
- 診療科目
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- 皮膚科・形成外科[14]
Dクリニック名古屋クレアージュ外来[編集]
女性のための頭髪治療を提供する。 診察室・受付・待合室を男女別で設けており、受付から帰る時まで異性に囲まれる機会を可能な限り軽減。女性が周囲を気にすることなく薄毛治療に向き合えるよう配慮されている。
Dクリニック大阪 メンズ[編集]
医療法人 翠奏会 Dクリニック大阪 メンズ(旧脇坂クリニック大阪)
男性専門の薄毛治療専門クリニック。
- 診療科目
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- 皮膚科・形成外科[15]
クレアージュ大阪[編集]
医療法人 クレアージュ大阪(旧Dクリニック大阪 ウィメンズ)
女性の薄毛治療専門クリニック。「頭髪を中心とした女性の悩みに寄り添う女性専門のクリニック」をコンセプトとしている[16]。
- 診療科目
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- 皮膚科・形成外科[17]
Dクリニック福岡[編集]
医療法人社団ウェルエイジング Dクリニック福岡(旧城西クリニック福岡)
九州地区最大級の臨床数を誇る薄毛治療専門クリニック。
- 診療科目
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- 皮膚科[18]
Dクリニック福岡クレアージュ外来[編集]
女性のための薄毛治療を提供する。 男女別の待合室、治療後にヘアスタイルを整えるためのスタイリング室、女性専用の会計の場を設けており、女性が来院・通院しやすい環境を整えている。また、待合室と診察室にいたる通路も男女別になっており、プライバシーが配慮されている。
Dクリニック新宿[編集]
医療法人社団ウェルエイジング Dクリニック新宿(2021年6月3日に開院)
AGA治療をメインに、脱毛・顔の毛穴洗浄・歯のホワイトニングといったメンズ美容やED治療を行う男性専門のクリニック。
様々な面から男性の悩みの解消をサポートする。グループで唯一、メンズ美容の施術が可能。
2022年5月11日より、BMI値が25以上の人を対象に「肥満の方向け薄毛治療プログラム」を開始。肥満の人向けの薄毛治療サプリメント製剤の開発、提供は業界初となる[19]。
- 診療科目
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- AGA(薄毛)治療・メンズ美容・ED(勃起不全)治療[20]
Dクリニック札幌[編集]
Dクリニック札幌(2021年10月20日に開院)
男性のAGA治療だけでなく、女性専用の「クレアージュ外来」も設置。また、同ビル1Fに系列のヘアメディカルサロンを併設[21]。
- 診療科目
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- 皮膚科
受賞歴[編集]
- 2019年 - 2019 International Conference on Biology and Medical Sciences (ICBMS 2019)学会において、日本医科大学形成外科およびアンファー株式会社と共同で進めている「振動圧刺激と発毛」の研究で『ICBMS2019 Invited Presentation賞』を受賞[22]。
提供番組[編集]
現在[編集]
- ラジオ
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- ナインティナインのオールナイトニッポン(ニッポン放送・NRN系列全国ネット、2020年9月 - )
メディア情報[編集]
雑誌[編集]
- GOETHE4月号(2022年2月26日発売)幻冬舎 - 辻村晃 医師によるED改善医療機器「レノーヴァ」の取材記事が掲載された[23]。
- 週刊新潮(2022年3月3日発売)新潮社 - 小山太郎 医師によるED改善医療機器「レノーヴァ」の取材記事が掲載された[24]。WEB版の「デイリー新潮」でも同記事を掲載[25]。
関連書籍[編集]
- 脇坂 長興・小林 一広・武田 克之(著)『薄毛・抜け毛を治す』講談社(2006年08月12日発売)[26]
- 浜中 聡子(著)『女性のための「頭髪外来」』扶桑社(2015年03月発売)[27]
- 熊本 悦明 (著)『さあ立ちあがれ男たちよ! 老後を捨てて、未来を生きる』幻冬舎(2016年03月17日発売)[28]
- 堀江 重郎(著)『うつかな?と思ったら男性更年期を疑いなさい』東洋経済新報社(2016年07月15日発売)[29]
脚注[編集]
出典[編集]
- ↑ MediaNote 2020年5月18日閲覧
- ↑ 時事メディカル 2020年6月15日閲覧
- ↑ PRTIMES 2020年6月15日閲覧
- ↑ ヘアメディカルDクリニック WEBサイト Dクリニックの20年 2020年5月18日閲覧
- ↑ MediaNote「DクリニックでおこなうAGAの治療とは? ――患者さんに適した治療方法を一緒に検討」 2020年5月18日閲覧
- ↑ PRTIMES「日本初技術を搭載した頭髪治療「非接触振動圧刺激装置」誕生 日本医科大学×ピクシーダストテクノロジーズ×Dクリニック 3者共同開発・発表」 2021年11月18日閲覧
- ↑ PRTIMES 「市販の発毛剤持参」で受けられる新サービス 2022年4月6日(水) よりDクリニック東京・新宿にてスタート 最新頭髪治療「非接触振動圧刺激装置」を利用した施術もお試し可能 2022年4月25日閲覧
- ↑ 産経デジタル「メンズヘルスクリニック20周年 名称を『Dクリニック』ブランドに統一」 2020年5月18日閲覧
- ↑ Dクリニック東京メンズ WEBサイト クリニックコンセプト 2020年5月18日閲覧
- ↑ Medical Note「小林一広先生がAGA治療にかける思い――「精神科医としての経験を生かし、心身両面からの治療に取り組む」」 2020年5月25日閲覧
- ↑ a b テレビ東京 2020年5月18日閲覧
- ↑ Dクリニック東京メンズ WEBサイト クリニックについて 2020年5月18日閲覧
- ↑ PRTIMES 2021年6月22日閲覧
- ↑ Dクリニック名古屋 WEBサイト クリニックについて 2020年5月18日閲覧
- ↑ Dクリニック大阪メンズ WEBサイト クリニックについて 2020年5月18日閲覧
- ↑ Dクリニック大阪ウィメンズ WEBサイト クリニックコンセプト 2020年5月18日閲覧
- ↑ クリニックについて Dクリニック大阪ウィメンズ 2020年5月18日閲覧
- ↑ Dクリニック福岡 ドクターズ・ファイル 2020年5月18日閲覧
- ↑ BMI値25以上の方が対象!“肥満”で“薄毛”に悩む人に向けた、業界初サービス。Dクリニック独自のサプリメント製剤も開発!【薄毛治療】肥満の方向けプログラム 2022年5月11日(水)より開始|PRTIMES 2022年5月24日閲覧
- ↑ Dクリニック新宿 WEBサイト クリニック紹介 2021年6月22日閲覧
- ↑ Dクリニック札幌 2021年10月20日(水)より 開院|PR TIMES 2021年10月20日閲覧
- ↑ PRTIMES 2020年6月15日閲覧
- ↑ 2月25日発売の「GOETHE[ゲーテ]」に当院のレノーヴァと痩身治療が掲載されました。Dクリニック東京公式サイト 2022年3月31日閲覧
- ↑ [https://www.shinchosha.co.jp/ebook/F803931/ 週刊新潮 2022年3月3日号 新潮社 2022年3月31日閲覧
- ↑ 薬を使わないED治療法があった!衝撃波による新しいアプローチとは デイリー新潮 2022年3月31日閲覧
- ↑ 講談社BOOK倶楽部
- ↑ 紀伊國屋書店ウェブストア
- ↑ Amazon.cp.jp
- ↑ 東洋経済STORE