3扉車 (鉄道)

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鉄道における3扉車(3とびらしゃ)は、両端と中央に乗降口を設けた鉄道車両のこと。

概要[編集]

黎明期の鉄道では、1扉や2扉が当たり前であったが、乗降客数が増加するにつれてドア数が不足するようになった。そこで車体中央にドアを増設した3扉の車両が普及するようになった。しかし、それでも輸送力が不足するため、4扉に増やしたり、一部の車両は5扉や6扉に増やすという手法が取られている。

2023年現在、3扉車は多くの16 - 19m級の車両に多く存在する他、20 - 21m級の車両でも中京圏・関西圏に多く見られ、更には転換クロスシート採用車両は大半が3扉車となっている。

また、名鉄を中心にボギー車タイプの路面電車にも3扉車が展開されたが、ワンマン運転が中心の昨今では宝の持ち腐れになることが多い。

なお、鉄道路線で閑散時に3扉ワンマン運転を行う場合、運転士後ろの運賃収集のための出口扉、それ以外の1扉を入口扉とし、あとは締切にすることが多い。

各路線における事例[編集]

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宇都宮線・高崎線・東海道線

2000年代初頭から2010年代前半にかけて、3扉の211系と4扉のE231系が混在していた。乗車位置がずれて厄介だったが、両者とも固定運用のため時刻を覚えれば正確に並ぶことができた。但し、E233系デビュー直後は211系と一部共通運用が組まれておりどっちが来るか運次第であった。なお、現在もこの時代の名残で、「この列車は4ツドアです」という放送が一部駅にて流される。

大阪環状線

大和路線・阪和線からの乗り入れ車両には103系と113系の双方があった一方大阪環状線専用車両は103系の独擅場で、乗り入れ車両が221系以降の3ドア車へ置き換えられたあとも3ドア・4ドアの混在が続いたが、大阪環状線専用車両が3ドアの323系に置き換えられたため混在はある程度解消し、大和路線に残る201系の淘汰が完了となり次第3ドアへの統一が見込まれる。

関連項目[編集]

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