2000年問題

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2000年問題(2000ねんもんだい)とは、旧仕様のコンピューターが誤作動を起こすことで生じる可能性のある諸課題のこと。

概要[編集]

西暦を下2桁だけで管理しているコンピュータのシステムにおいて、2000年1月1日を迎えた際に1900年であるとコンピュータが勘違いし、誤作動を起こす可能性があるとされた問題。実際には事前に対策が行われ、誤作動による大きな混乱は起こらなかったが、直前にはマスメディアでも大きく取り上げられ、業種を問わずに大きな注目を集めた。この問題を機に、特定の年に発生することが予想される技術的・社会的な問題を「○○年問題」と呼ぶことが一般的になった。

解決方法としては、西暦を4桁全て使って管理するようにする(それでも西暦10000年になったらどうするのか、という問題は解決されていない)のが最も一般的だったが、手を抜いて、1900年から1969年までコンピューターの現実運用が殆どされなかったことから、70年から99年までを1900年代とし、00年から69年まで2000年代として対応してしまったシステムもあり、この場合、2070年問題として、再び同様の課題が生じることとなる。