100cm走
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100cm走とは、100センチメートルをいかに遅く走るかを競う「ゆるスポーツ」の一種である。
概要[編集]
年齢や性別、運動神経の有無にかかわらず誰もが楽しめる「ゆるスポーツ」の一種である。もっとも、ルールがシンプルであるがゆえに、「ゆるスポーツ」の中では比較的ダイレクトに体力差が反映されるほうの種目である。
5つのブロック[1]に色分けされた100cmのフィールドを、いかに遅くゴールできるかを競う。完全に停止することは反則であり、反則が認められた場合1ブロック先に強制移動となる。
なお、現在の世界記録は10分44秒。
「歩く」ということ[編集]
現代人が日常生活で意識していない「歩く」という動作を、ひたすらに再確認させられることとなる耐久スポーツである。
ちなみに、瞑想法の一種「ヴィパッサナー瞑想[2]」には「歩く瞑想」というものがある。歩く動作を非常にゆっくりと行いながら、足や全身に沸き起こる感覚に集中して、気づきを得ようという瞑想法である。「歩く瞑想」は、100cm走ほど意図的に遅くするわけではないし、辛い体勢に無理に耐えるスポーツでもないのだが、自分の「身体内部」に意識を集中させる取り組みという点では、近いものがあるといえよう。
「歩く」ということについて偏執的に考えたい人には、筒井康隆の短編小説『歩くとき』もオススメである。人間が歩くときに働いている筋肉や神経の名称を、事細かに並べ立てて記述した奇妙な作品である。