龍角散

出典: 謎の百科事典もどき『エンペディア(Enpedia)』
ナビゲーションに移動 検索に移動

ゴホン!と言えば龍角散

龍角散(りゅうかくさん)は、生薬を用いたのどの薬。およびそれを製造する製薬会社。

概要[編集]

キキョウ末、セネガ末、キョウニン末、カンゾウ末から成っている。

歴史[編集]

佐竹藩の殿様が喘息に苦しんでいて、薬を開発するために藩医の藤井正亭治が長崎に留学し、藩に代々伝わる咳止めの和漢薬に蘭学の知識で得た成分を配合して作った。
1871年には、藤井正亭治が東京の神田で販売したのが現在の業態の始まりで、代々藤井家がトップを継いでいる。

長い間、缶入りの薬を製造し続け、下手するとカルピスのような身売り危機に陥りそうになったが、創業家出身の現社長が、チュアブル、タブレット仕立ての伝統を生かしつつ時代感覚にマッチした製品やゼリー状の飲薬補助食品の「おくすり飲めたね」を新開発して業績を回復した。

参考文献[編集]