齋田記念館
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齋田記念館(さいたきねんかん)は代田村の名主を世襲した齋田家に伝わる明治から昭和にかけて京都画壇を彩った絵画を展示する記念館である。
概要[編集]
建築は近代の数寄屋造りとして貴重なことから、1996年(平成8年)に世田谷区の有形文化財に指定された。幕末に焼失した家屋を復元するため6年間の準備期間を経て、昭和6年から4年かかって建てた。
齋田家[編集]
齋田家は、木曽義仲の老臣の中原兼遠が遠祖といわれ、中世には世田谷城主の吉良氏の家臣となり、159年(天正18年)、吉良氏の没落後に世田谷の地に土着し、代田村開発の中心となった「代田七人衆」と呼ばれる旧家の一つである。1825年(文政8年)、八代平吉の時に、代田村の年寄役から名主となる。1997年(平成9年)、展示施設として齋田記念館をが開館した。齋田記念館は、旧代田村名主齋田家伝来の古文書、齋田家歴代および交遊のあった文人の書画・典籍、近代日本画、明治期の齋田家茶業に関わる古文書、茶道具・民具、茶書(茶の湯に関わる文献資料)等を所蔵し、年間約2回の企画展のほか、図録や研究紀要等の出版物の発行、講演会やギャラリー・トーク等のイベントを行う。
基本情報[編集]
- 名称:齋田記念館
- 開館: 1997年(平成9年)
- 所在地:〒155-0033 東京都世田谷区代田3-23-35
- 交通:小田急線・世田谷代田駅より徒歩7分/ 小田急線・梅ケ丘駅より徒歩10分
- 休館日 :土曜(第四土曜日を除く)、日曜、祝日、展示替期間
- 開館時間:午前10時~午後4時30分(入館は4時まで)
- 入場料:500円