珊瑚
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珊瑚(さんご)とは、イソギンチャクの仲間の動物であり、大雑把には二種類いる。ほとんど日光が届かない深海に棲むもの(宝石用の赤珊瑚はこちら)と、陽当りのよい浅海に棲息し珊瑚礁(コーラルリーフ)を作る造礁性の珊瑚があるが、やはり浅海に棲息するが骨格を持たないソフトコーラルがいる。このうち海水魚マニアに人気があるのはソフトコーラルであり、紫外線を当てると発光するので観賞用とされる。カクレクマノミやコバルトスズメダイやチョウチョウウオと一緒に飼うとバエるが、今度は水質管理や温度管理が大変になるので水槽が大型化しやすいので水族館で我慢するのが経済的である。
概要[編集]
珊瑚礁は牡蠣礁やアマモ場と同様に「海のゆりかご」と呼ばれ、水産資源の保護に役立つとされる。東京湾にも珊瑚礁はあるが、枝珊瑚であるアオサンゴなので波のあるときには危なくて近寄れない。南海の海中風景としてはテーブルサンゴがよく知られているが、マイクロアトゥールといって直径1mくらいの丸いのが転がっていたりする。貴重であるが、小笠原母島では湾内の目と鼻の先にゴロゴロしていたりするから凄い。
人間生活との関わり・利用[編集]
宝飾用の珊瑚は密漁が絶えず困っている。造礁性の珊瑚は、食えるようなものでもないので観光資源か水産資源の保護だろう。ただし近年では白化現象(磯焼け)が問題になっており、ワカメやアジメやアラメの育成地の被害とともに問題となっている。藻場は海藻が一年草なので分かりやすいうえ漁場でもあるので漁師さんの毎年の心配事のひとつである。