香港ジョッキークラブ

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香港ジョッキークラブ(Hong Kong Jockey Club)とは、香港の競馬を主催・統括する団体である。香港のレースに出走する競走馬はアルファベットの馬名に加えて漢字4文字以内の馬名もジョッキークラブに登録する。

概要[編集]

1884年に前身団体のロイヤル香港ジョッキークラブが発足し、1997年の香港返還時にロイヤルが名前から外れた。

沙田競馬場(シャティン)とハッピーバレー競馬場の2箇所で競馬を開催し、国際招待競走も行っている。主な国際招待競走として4月のクイーンエリザベス2世カップ、12月の香港国際競走がある。

香港で行われている全ての賭博の胴元でもあり、近年は馬券の売り上げよりもサッカーくじの売上の方が多いという。収益はチャリティーに充てられる。

ジョッキークラブは自団体が主催するレースだけでなく、香港域外の大レースの馬券も発売している。主な発売対象のレースにドバイミーティングブリーダーズカップ凱旋門賞など世界的に有名なレースに加えて、日本のスプリンターズステークスジャパンカップ天皇賞などがある。更に日曜日に香港の競馬開催がない時はその日に開催される域外の一般競走や特別競走の馬券も売られる。
この関係で香港のレースに出走しない外国馬にも香港式の漢字名が登録される。この登録は馬主が行うのではなくジョッキークラブ内の専門部署が担っており、馬名の意味や血統背景、字の見映えなどを考慮してスタイリッシュに聞こえる漢字表記を決定する。