電子書籍リーダー
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電子書籍リーダーとは、電子書籍を閲覧するための端末である。単に電子書籍リーダーといえばAmazon Kindleのような専用端末を指し、iPad等にインストールできる電子書籍アプリのことは電子書籍リーダーアプリと呼ぶこともある。
概要[編集]
歴史は意外と古く、1990年代には先駆けとなる機種が存在していたことがわかる。当時は辞書や語学学習がメインであったが、当時の電子機器における内部ストレージの容量は少なく、データをCD-ROMなどから随時読み出して表示させるものであった。
2000年代に入ると現在のような電子ペーパー(E ink式)を用いた電子書籍リーダーが発売され、2004年にソニーが発売したLIBRIé(リブリエ)が世界初の機種となった。日本ではガラケー用のアプリで電子書籍を閲覧する人もいたため普及することはなかったが、米国ではそこそこ売れたらしい。2000年代後半になるとAmazonのKindle、ソニー・リーダー、nookなどが発売され、2010年代になると楽天からKoboなども発売され、読書専用端末であるが売り上げを伸ばしていった。同時期にはiPadやAndroidタブレットなどの大画面のカラー液晶で閲覧できる電子書籍リーダーアプリも登場している。電子ペーパーを用いた端末はグレースケールのみの対応であったが、現在ではカラーの電子ペーパーを用いた端末も販売されている。
液晶タイプとE inkタイプの比較[編集]
液晶タイプ
- 利点
- アプリタイプが多く、iOSやAndroidならば専用端末を買わずに閲覧できる。
- 写真やフルカラーの漫画に適している。
- E ink方式と違って暗転するようなページリフレッシュがない。
- 欠点
- 消費電力が大きい
- ブルーライトによる目の負担が指摘されている。
- 読書中に他アプリなどの通知が表示されるため、読書に集中できない。
- 重い。
E inkタイプ
- 利点
- 紙と同じような表示のため、目に対する負担も少ない。
- バッテリーの持ちが非常にいい。
- 小型で軽量なものが多い。
- 欠点
- レスポンスが悪い機種もあり、速読には適していない場合もある。
- カラー表現ができない機種が多く、基本的にグレースケールである。
- ページの切り替えにページリフレッシュを行うため暗転して見える。
- 読書専用と割り切っても高値感がある。
主な電子書籍リーダー[編集]
- Amazon Kindle
- Boox
- Kobo
- ソニー・リーダー