雨男の誤謬
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雨男の誤謬(あめおとこのごびゅう)とは、「あいつが顔を出すと雨が降る⇒あいつは普段の行いが悪い」といった、誤った推論の結果としての誤謬。
概要[編集]
北原白秋作詞、山田耕筰作曲の静岡電鉄のコマーシャルソングである『ちゃっきり節』は、「蛙(きゃある)が鳴くんで、今夜は雨づらよ」という旅館の女中さんの一言にインスパイアされたという。このとき、「蛙が鳴く」は降水の原因ではなく、「降りそうな状態」という原因があり、「蛙が鳴く」と「降水」という二つが独立して結果として現れただけの話である。燕が低く飛ぼうが蛍が低く飛ぼうが、降雨の原因にはならない。これを理解せず、「あいつが来たから雨が降った」というのが「雨男の誤謬」である。単に「飴が降りそうになると、活動的になる」というだけの話であるかもしれない。
「このところユダヤ人が多く住むようになって治安が悪化した」「黒人が」「クルド人が」とかいうのも雨男の誤謬のひとつである。