難読漢字

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難読漢字(なんどくかんじ)とは一般的に読むのが困難とされる熟語及びかな交じり語のことである。


概要[編集]

そもそも人によって読める漢字や読めない漢字が違い、どこからどこまでの文字を難読と定義するのか不明だが、多くの場合一般的に熟字訓及び表外訓などが難読とされている。 更に、昔は喚(わめ)くや苺(いちご)など難読であるとして取り扱われていたが、現在はインターネットの普及やクイズ番組等に多く出回ったため、普通に読むことが出来る人が多くなってきている。

難読漢字の例[編集]

ここでは日本で難読漢字として認識されそうなものを挙げる。概要にも書いた通り誰もが読めない訳では無く難読漢字とは思わない人も居るだろうが勘弁してくださいまし。

いくつもあるものは中点(・)で区切る。読みが複数ある物は漢字の横に括弧で表記(特に記載しない物もある)。 以下50音順

〜漢字1字〜[編集]

  あかし

  いにしえ

  うるし

  おぼろ

  おとり

  かんぬき

  くちばし

  こうのとり(鸛鵲)

  さぞ

飇・飃・飈・颶・飄・飆  つむじかぜ

恣・縦・肆・擅  ほしいまま

  みずたまり

  よだれ

  ルーブル

腋・脇・亦・䏮  わき

〜2字以上〜[編集]

嗚呼  ああ

嘉魚・神鳴魚  いわな

鵂鶹  いいどよ(いいとよ)

漱糠鳥・金布公子・歌詠鳥・鶬鶊・鶯・麗鳥  うぐいす

時辰鵲・金糸雀  カナリア

機織女・螽斯・螽蟖草・蛬・蜙・蟋蟀(こおろぎ)  きりぎりす

  けぬき

虎列刺  コレラ

麤笨 そほん

壁蝨  だに

浮浪漢  ならずもの

飛蝗・螇蚸・蝗虫(蝗)  ばった

鉄嘴・鑷子・籋  ピンセット

鞦韆  ぶらんこ

燐寸   マッチ

莫大小  メリヤス

蝘蜓・壁虎・守宮  やもり

羅鱶  らぶか

没分暁漢(ぼつぶんぎょうかん)  わからずや


〜仮名交じり語〜[編集]

喘ぐ  あえ(ぐ)

予め  あらかじ(め)

稚い・幼い  いとけな(い)

訌め  うちわも(め)

慮る  おもんぱか(る)

爨ぐ  かし(ぐ)

耨る  くさぎ(る)

麾く  さしまね(く)

丯する  さんらん(する)

鬮る  たたかいと(る)

孨む・慎む・謹む・愼む  つつし(む)

靡く  なび(く)

這う  は(う)

僻む  ひが(む)

飈れる・飇れる  みだ(れる)

焈らぐ・廱らぐ・諧らぐ  やわ(らぐ)

㐂ぶ・焈ぶ・煕ぶ・欣ぶ・悦ぶ・歓ぶ・慶ぶ・喜ぶ  よろこ(ぶ)

猾い・獪い・狡い(ずるい)・黠い(さとい)  わるがしこ(い)

参考文献[編集]

  • 「大漢和辞典 - 索引」 ISBN 4469031526
  • 「難読漢字選び辞典」 ISBN

1230463000

  • 「大活字難読語便覧」 ISBN 4385137838
  • 「新釈漢和辞典 新修版」
  • 「広辞苑第六版 付録」ISBN400080121