部屋住み
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部屋住み(へやずみ)は、家督相続する前の嫡子あるいはその状態をいう。また、次男以下で独立できず分家したり養子にも行かず親や兄の監督下にある状態とその状態にある者をいう。「部屋住」とも表記する。
歴史的用例[編集]
古くは公家、武家では「部屋住み」のことを「曹司住」(ぞうしずみ)といった。「曹子」とは「曹司」のこと、すなわち部屋である。局とも言い、屯倉の庁舎もしくは官司の建物の一部や部屋である。
「御曹子」(おんぞうし)とは独立しないまま親の邸宅内の部屋に居住する者をいう。
他の例[編集]
暴力団には「部屋住み」の制度がある。部屋住みを経て一人前のヤクザになると考えられている。若手組員が暴力団事務所に住み込み、組長や若頭などの雑用を手助けすることをいう。若手組員の登竜門とされたこともあった。