転倒死
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転倒死(てんとうし)とは、転んだときの怪我が元となって死亡すること。似た概念として「転落死」がある。
概要[編集]
足腰の弱ってきた高齢者に多い死因である。お風呂場や冬の道路などで気をつける必要がある。
安全衛生の業界には「1メートルは一命取る」という金言がある。自然に立っている状態から転んだだけの衝撃でも、人は死んでしまう虞があることを肝に銘じなければならない。
歴史上の転倒死[編集]
- 13世紀の日本の天皇・四条天皇はいたずら好きであった。女房たちを驚かせようと、御所の廊下に滑石をまいてツルツルにしていたが、誤って自ら転んでしまったことが原因で死亡した。
- 16世紀のオスマン帝国の皇帝・セリム2世は女好きであった。ハレム[1]のお風呂のなかで若い女性たちを追いかけて捕まえる遊びに興じていた。しかし、50代という高齢であったこととお酒を飲んでいたことが相まって、滑って転んで帰らぬ人となった。