踏切時間
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『踏切時間』(ふみきりじかん)は、里好による日本の漫画作品。
概要[編集]
『月刊アクション』2016年7月号より連載されている漫画作品。『ニコニコ静画』でも月2回更新。
踏切で待つ女の子たちのオムニバス作品となっている。
ストーリー[編集]
- 二人の青春
- アイとトモは踏切で時間を待つ間、熱い青春を実行するとして電車が来たら一緒に好きな人を叫ぶことになる。アイはトモにだけ好きな人を叫ばせて好きな人のことを聞こうといういたずらを考えていたのだが、トモはアイの名前を叫ぶ。女同士だが、トモはアイのことを好きであり、アイと踏切を待つ時間に片思いしながらときめいていたと告白。アイの答えが出るまで、今まで通り一緒に登校することになる。
- 親友のトモに告白されて、色々と悩むアイ。踏切で待っている間、トモを見ていると同じく動揺しているのが分かる。トモはアイが告白からよそよそしくなったことを悩んでおり、告白をなかったことにしてくださいという。そんなトモにアイはよそよそしかったのは恥ずかしかったからで、恋愛経験がゼロだと告白。そんなアイにトモは改めて告白してくるのだった。
- 真島さんはエロい
- 今日も踏切を待つ間、真島エリコを観察している田西。踏切を待っている間、真島に話しかけられた田西はネクタイを結び直されてドキドキするのだった。
- 今日も踏切を待つ間、真島エリコを観察している田西。踏切を待っている間、真島のことで色々と想像してしまった田西は一人謝罪するのだった。
- 放課後アイアンメイデン
- なんとなく踏切を怖がっているまゆ。催眠術をかけられて変な世界を見るという噂を思い出していると、変なものを見てしまう。怖くなった主人公はサトルから聞いた催眠術の解除方法である、お尻をふりながら「ポマード」と3回唱える。電車が通過した後、我に返って恥ずかしがるのだった。
- 先生といっしょ
- 先生は踏切で待つ間、生徒の黒部と一緒になる。話しかけるべきか悩みつつも、心の声を漏らしながら話しかけることを決心。「や、やっほう」と話しかけたことで、黒部のツボに入り、黒部は笑いを何とかこらえようとする。それでも、次々投げかけられる言葉がツボに入っていってついに笑いだす。そして、そのまま黒部は先生と一緒に登校するのだった。
- 踏切のポエト
- 踏切を待つ間、ポエムを考える主人公。色々と考えるも、結局すべて消すのだった。
- 踏切と少々の怪談
- 友達と一緒に変なものを見てしまった踏切で待っていたまゆ。以前に見た変なものを怖がりながら話していると、友達が「知らない女の子が声をかけてきて、それを無視して踏切を渡った。渡った後にふりかえるとそこには誰もいなかった」という噂を話す。怖がったまゆはポマードと唱えながらお尻を三回振って友達に笑われる。そして、友達と一緒に踏切を渡ったところ、二人しか踏切を渡ってこない。もう一人いたはずの女の子はその場にとどまり、二人が渡っていくのを笑いながらみつめていたのだった。
- 16
- 9の四角の中の
- 早朝から映画部部長の撮影に付き合わされる梓。部長は梓を撮影しながらカメラ越しに告白するのだった。10年後、部長は監督となって梓のことを同じ踏切で撮影するのだった。
登場人物[編集]
- アイ
- 『二人の青春』に登場。トモの先輩の女性。トモに踏切で電車がきた瞬間に好きな人を叫ばせたところ、自分の名前を叫ばれる。
- トモ
- 『二人の青春』に登場。アイの後輩の女性。アイと踏切で電車がきた瞬間に好きな人を叫ぶということだったが、自分だけ叫んだことでそのままアイに告白する形になる。
- 真島 エリコ(まじま エリコ)
- 『真島さんはエロい』に登場。田西のクラスメイトの女子。大人っぽくて肉付きがいいとクラスの男子からエロいと評判。ミニスカ。男子相手でもフランクに話しかける。
- 田西(たにし)
- 『真島さんはエロい』に登場。真島のクラスメイトの男子。いつも踏切を待つ間、真島を後ろから観察している。
- サトル
- いろいろな話に出ている男子。登場人物の回想で噂をしていることが多い。
- 先生
- 『先生といっしょ』に登場。強面の先生。踏切で待つ間、黒部に声をかける。
- 黒部(くろべ)
- 『先生といっしょ』に登場。風紀委員の女子。踏切で待つ間、黒部に声をかけられてツボに入り、大笑いする。
- まゆ
- 『放課後アイアンメイデン』、『踏切と少々の怪談』に登場。小さいころに踏切を怖がっていた。サトルが言っていた催眠術をかけられて変な世界を見るという噂を思い出していると、変なものを見てしまう。怖くなった主人公はサトルから聞いた催眠術の解除方法である、お尻をふりながら「ポマード」と3回唱える。電車が通過した後、我に返って恥ずかしがるのだった。
- 『踏切と少々の怪談』では友達二人と踏切で電車を待っていた。待っている間、友達から怖い噂を聞いてお尻をふりながら「ポマード」と3回唱えたことで、笑われている。踏切があいて渡るも、友達は一人しかついてきておらず、もう一人の友達は渡らずに笑顔を浮かべて消えていたことに気づいたのか気づかなかったのか、振り返らずに進んでいっている。
- 梓
- 『16:9の四角の中の』に登場。映画部の部長に早朝から踏切で撮影に付き合わされる。10年後も同じ踏切で撮影されている。
- 部長
- 『16:9の四角の中の』に登場。映画部の部長。梓を半年かけて口説き落として撮影にこぎつける。10年後も同じ踏切で梓を撮影する。
単行本[編集]
アクションコミックス(双葉社)より発売。
巻数 | 初版発行日 | ISBN | 備考 | サブタイトル | ||
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1 | 2016年12月12日(2016年12月12日発売) | ISBN 978-4-575-84896-0 |
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脚注[編集]