言語化

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言語化(げんごか、英:Verbalization)とは、何か言語化されていない抽象的な表現を伝えるために、複数の言葉で表現する事。

概要[編集]

「なんかこんな感じ」とボディランゲージで示された表現、それをそのまま「なんかこんな感じ」と文章だけで連絡された場合、どのように表現されたのかは文章をで見てなんとなく分かるが、何を表現されたのかは一切伝わってこない。これはうまく言語化できていない状態。

「なんかこんな感じ」とボディランゲージで示された表現を、「直径22cmの球体」と文章だけで連絡された場合、大きさと形は分かるが、何色なのかは一切伝わってこない。これはまだ言語化が中途半端な状態。

「黒と白の5角形と6角形がたくさん」と文章だけで連絡された場合、黒と白の5角形と6角形が存在する事は分かるが、何なのかはまだ全然分からない。これもまだ言語化が中途半端な状態。

「直径22cmの球体で、黒い5角形と白い6角形が複数、表面に存在してた」と文章だけで連絡され、連絡された相手が「サッカーボール」と認識できたような場合は、うまく言語化できていたと判断できる。つまり相手がちゃんと認識できてはじめてうまく言語化できていたと判断できる訳で、相手が日本語サッカーボールを知らない段階の状態では、「直径22cmの球体で、黒い5角形と白の6角形が複数、表面に存在してた」と文章と音声で連絡したところで「What?」としかならない。

でもそれでサッカーボールだと思って蹴った場合、実はサッカーボールではなく石材で作ったサッカーボールの彫刻だったりすると足を負傷しかねない。「硬さや重さが全然言語化できていなかった」と、言語化する事になったりすると予測できる。

関連項目[編集]