衣蛸

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衣蛸(ころもだこ)とは、日本に伝わる蛸の怪物である。

概要[編集]

若狭湾に棲息しており、見た目は普通の蛸と大して変わらないのだが、漁船が近寄ると、脚の先についている「衣」と呼ばれる身体の一部を大きく広げて包み、そのまま海底に沈めてしまうといわれている。

東日本大震災により原発問題が大きく取り上げられた2011年、この衣蛸という化け物は原発が大量に立地している福井から若狭にかけての地域から漏れた放射能によってミュータント化した蛸なのではないかという不謹慎すぎるブラックジョークが一部でささやかれた。

食用[編集]

衣蛸の「衣」と呼ばれる外套膜は独特の食感を持つ珍味として知られ、食品としての価値が高い。そのため漁師達は自分達が食われる危険を顧みず、衣蛸を採りに若狭湾へ船を出す。衣蛸漁に出た漁船の内、無事衣蛸を取って還ってくる漁船は7割程度だという。なおこの節は妄想であるので安心されたし。