蜘蛛出版社
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蜘蛛出版社は、神戸の詩人・君本昌久(1928~1997)が経営していた出版社[1]。
君本は1960年に総合雑誌『蜘蛛』を創刊し、翌1961年に蜘蛛出版社を独力で始めた[2]。主に自費出版の個人詩集を刊行した[3]。1990年に刊行書が100冊を突破した[2]。
主な出版物[編集]
- 中村隆『不在の証』(1962年)
- 直原弘道『ひびきのない合図』(1967年)
- 川田絢音『空の時間』(1969年)
- 小島輝正『アラゴン シュルレアリスト』(1974年)
- 飯島耕一、鶴岡善久編『楠田一郎詩集』(1977年)
- 近藤東、君本昌久編『永田助太郎詩集』(1979年)
- 君本昌久『君本昌久選詩集――1956~1978』(1979年)
- 鶴岡善久編『棚夏針手詩集』(1980年)
- 小島輝正『春山行夫ノート』(1980年)
- 季村敏夫『わが標べなき北方に』(1981年)
- 中村隆『詩人の商売』(1984年)
- 君本昌久『蜘蛛出版九十九冊航海記』(1990年)
出典[編集]
- ↑ 高橋輝次の古書往来 56.中村隆と『輪』の詩人たち ─ キー・ステーションとしての古本屋、そして金物店 創元社
- ↑ a b 『歴史と神戸』第51巻第1号(特集・君本昌久と戦後神戸の市民運動)、神戸史学会、2012年2月1日
- ↑ 君本昌久『蜘蛛出版九十九冊航海記』蜘蛛出版社、1990年