萌えるゴミは火曜日に。

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萌えるゴミは火曜日に。』(もえるゴミはかようびに。)は、川波無人による日本ライトノベルである。イラストは瑠奈璃亜一迅社文庫より、2011年1月に発刊された。川波無人にとって、一迅社文庫より刊行された初のライトノベルである。

ストーリー[編集]

真白英継は、父親が勇者の血統だという主張をして子孫を残させようとするなど奇妙な言動をしているため町の人々から踈まれていた。一方、隣に住む女の子・黒坂魔亜子は母親が魔王の血統だと主張して奇妙な言動をしているため、同じく踈まれていた。2人は平穏に過ごすことができるのだろうか。

登場人物[編集]

真白 英継(ましろ ひでつぐ)
本作の主人公。私立仁人学園に通う。父親が勇者の血統だと主張して様々な問題行動を起こしたため、町の人から踈まれるようになった。母親はそんな父親が嫌になったのか家を出て行ってしまった。困っている人を放っておくことはできない性格。魔亜子とは、幼いころに同じような境遇から仲良くなった。勇者の血を本当に受け継いでいる。
黒坂 魔亜子(くろさか まあこ)
本作のメインヒロイン。英継の隣の家に住んでいて幼馴染。根は優しい性格だが、母親に魔王になることを強要させられたため、カツラを被るとレディースのような振る舞いをするようになってしまった。本人のそれにすがっていることは自覚していて、カツラを取るたびに本当の自分を出したいと願うも、英継以外の人間には素顔を見せられないでいる。魔王の血を本当に受け継いでいて人並み外れた怪力を持っている。
土屋 恵夢(つちや えいむ)
魔亜子に自ら下僕宣言をした英継や魔亜子のクラスメイト。魔亜子に対して打撃を加えられて喜ぶなどするため、通称「ド恵夢」と呼ばれている。その一点を除けば高嶺の花のような存在なのだがそのマイナスポイントの印象が強いため、そう思われていない。とある出来事からトイレを我慢することに快感を覚えるようになってしまった。
冥皇 五月雨(めいおう さみだれ)
世界征服を目論み、なにやら怪しげなものまで作る女の子。一人称は「あちし」。孤児院で育ったことを始め、様々な苦難の過去を持っていて真白の父親もその過去に関わっている。
自立型多目的アンドロイド三号(じりつがたたもくてきアンドロイドみごう)
通称みーちゃん。五月雨の手によって様々な偶然が手伝った末に開発されたアンドロイド。毒舌で五月雨とは傍から見ると姉妹のような関係。
聖剣(せいけん)
父親の残していったおもちゃのような剣。勇者の力を注ぎこむと真の力を発揮してこの世ならぬものまで切ることができる。
パン屋のお姉さん
英継の愚痴を聞いてくれるおねえさん。外国の出身で毎日くる常連客に対してもいつも嫌な顔一つせずに笑顔で接客する。

用語一覧[編集]

私立仁人学園(しりつじんじんがくえん)
英継、魔亜子、恵夢が通っている学園。かなり自由な校風を誇る。

既刊一覧[編集]

一迅社文庫一迅社)より刊行。

  • 2011年1月20日発売 ISBN 978-4-7580-4204-8
  • 2011年11月19日発売 ISBN 978-4-7580-4274-1

関連項目[編集]

外部リンク[編集]