花鳥背八角鏡

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花鳥背八角鏡(かちょうはいのはっかくきょう,)は正倉院御物の花鳥文様の鏡である。

概要[編集]

国家珍宝帳に記載されている。背面に鈕を挟んで、綬をくわえた鳳凰・獅子・麒麟を鋳出した鏡[1]。管理番号「北倉 42 14号」。白銅製で、葡萄を咥えたオウム2羽が舞う。756年に献納された中国製の鏡で「葡萄の枝を銜え頸から綬帯をなびかせた二羽の鸚鵡」が描かれる。鳥の図柄は唐の時代に流行した模様という。

径33.6cm 縁厚0.8cm、重3844.8g。

盗難[編集]

鎌倉時代に正倉院に泥棒が入り、銀と思って盗んだが、割って調べると白銅製とわかり、東大寺の境内に置いていかれたという。大破したが、明治時代に修理された。

出展[編集]

第22回正倉院展(1969年(昭和44年))出展。第59回正倉院展(2007年(平成19年))。第73回 正倉院展(2021年)

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