経済対策
ナビゲーションに移動
検索に移動
経済対策(けいざいたいさく)とは、政府が景気を刺激するため、あるいは落ち込んだ景気を浮揚させるために講じる経済財政政策のことである。公共事業や消費喚起策を盛り込むことが多く、年度途中に補正予算を編成して財源を確保するのが一般的で、日本ではバブル経済崩壊後やリーマン・ショック後の経済立て直しなどで歴代内閣が手掛けている。経済対策の柱となる国の追加歳出は「真水」と呼ばれる。地方自治体や政府関係機関、民間企業が支出を増やす効果を足し合わせた事業費の総額を「事業規模」と呼ぶ。政府系金融機関による企業向けの低利融資なども含まれ、対策規模を大きく見せる効果もある。「財政支出」は国の支出額である「国費」に、地方自治体の支出額と「財政投融資」を加えたものを指し、財政投融資は民間だけでは資金調達が難しい大規模プロジェクトや政策的に必要な事業に対して、政府が出資や融資をする仕組みで、財政は一般会計とは独立して管理される。