経営労働政策特別委員会報告(けいえいろうどうせいさくとくべついいんかいほうこく)とは、経団連が春闘を前にして毎年策定する企業が労働組合と交渉する際の指針のことである。略称は経労委報告という。賃金や雇用制度、国内外の経済情勢に関する経営側の見解を総合的に示すものであるが、ただ個別企業の判断は拘束しない。労使交渉の課題だけでなく、働き方改革や高齢者雇用の拡大と言った国の政策に関する経営側の考え方も盛り込んでいる。