第九シリーズ

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第九シリーズ』は、十文字青による日本ライトノベルイラストま@やが担当。一迅社文庫一迅社)より2009年7月から刊行されている。既刊は4冊。

第九高等学校という架空の高校を舞台にした一冊完結の群像青春小説連作シリーズ。ま@やの可愛らしいイラストと懸け離れた過度の性描写や、陰鬱とした描写を含む作品もあるため、「釣り」と呼ばれることも多い。だが、根底にあるのはあくまで切ない等身大の青春ラブストーリーである。同高を舞台にしている以外では基本的に各作品上の繋がりはないが、「小野塚那智」というキャラクターがシリーズを通じて核となるキャラクターとして登場する。

登場人物[編集]

主要人物[編集]

小野塚那智
第九シリーズ全作を通して登場。第九高校電研部部長。わりと過激で我が道を行く人(ぷりるん)。かなりの美人だが、相当な変わり者(ヴァンパイノイズム)。小野塚那智は絶望しない(絶望同盟)。校内随一の美女。脚が綺麗(萌神)。

『ぷりるん。〜特殊相対性幸福論序説〜』[編集]

ユラキ
主人公。第九高校の2年生。電研部所属。
うずみ
妹。中3。お兄ちゃん大好き。
綾(あや)
姉。24歳。元・天才美少女。
桃川みう(ももかわ みう)
クラスメイト。みんなのアイドル的存在。
ぷりるん
クラスメイト。なぜか「ぷりるん」しか言わない。

『ヴァンパイアノイズム』[編集]

ソーヤ
主人公。第九高校の3年生。小野塚那智の2つ隣の席。
萩生希穂(はぎお きほ)
ろくに話したこともないクラスメイト。伊達眼鏡。なぜか突然「わたしを手伝ってくれない」と言われる。
四条詩歌(よんじょう しいか)
ソーヤと家が隣同士の幼馴染み。初恋の相手から、歴代の好きな人、初体験の相手まで知っている。ソーヤの部屋の気の置けない住人。

『絶望同盟』[編集]

当真ネンジ(とうま ネンジ)
第九高校の2年生。ロリコンである自分に絶望している。
蓮井カオル(はすい カオル)
第九高校の2年生。電研部所属。女としての自分に絶望している。
木羽ミキオ(きば ミキオ)
第九高校の2年生。世界全てに絶望している。
雫石サナ(しずくいし サナ)
第九高校の2年生。なんとなく絶望している。

『萌神』[編集]

吉次啓久(よしつぐ ひらく)
主人公。無感動。意欲なし。中佐に導かれて萌えに目覚める……のか?
猫上もえる(ねこがみ もえる)
中佐が召喚した萌えの精。吉次にしか見えないし、さわれない。
中佐(ちゅうさ)
吉次の幼馴染み。大佐の信奉者。
黒小路(くろのこうじ ちみれ)
クラスメイト。他人とろくに口をきけない。勘違いで吉次に好意を抱くように。
友岡ねりん(ともおか ねりん)
クラスメイト。眼鏡のクールビューティー。つれない吉次に執着してしまう。
諸澄さん(もろずみさん)
クラスメイト。お姉さんっぽくて頼り甲斐がある。おっぱい大きい。

既刊一覧[編集]

  1. 『ぷりるん。〜特殊相対性幸福論序説〜』 2009年7月18日発売 ISBN 4758040923
  2. 『ヴァンパイアノイズム』 2009年9月19日発売 ISBN 4758041067
  3. 『絶望同盟』2010年2月20日発売 ISBN 4758041377
  4. 『萌神』2010年7月20日発売 ISBN 4758041679