符牒
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符牒(ふちょう)とは、同業者同士、仲間内でのみ通用する言葉、部外者が近くにいる現場で直接的に言う事が憚られる内容を伝えるのに使用する言葉である。暗号の一種。
概要[編集]
小売店などにおいて、内部の人間以外に知られるとあまり宜しくない事項を従業員に的確に伝えるために用いられる。一例として万引き犯など要注意人物が来店したのを伝える時に店内放送のBGMを特定の曲に変える(例:ベートーヴェンの第九は要注意人物来店の意)、出入りの業者を呼び出すかのような業務連絡放送を入れる(例:〇〇様、××売り場までお願いします。〇〇は業者の名前だが、名前を呼ばれた業者は普段その店に来ない)、タクシーにおいては非常スイッチを作動させた際に無線配車室から当該車両ドライバーに車内の状況を問いかける質問と回答(例:ピンクのカバンの忘れ物を預かっている車両は有線下さい→ドライバーから一定時間内に電話がなければ無線室は警察官の臨場を要請)などがある。