竹内泰宏

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竹内泰宏(たけうち やすひろ、1930年10月12日-1997年11月13日)は、作家、文芸評論家。

人物[編集]

東京生まれ。本名・泰郎(やすお)。1954年東京大学経済学部卒。妻は詩人の高良留美子。1962年「見張り」で文藝賞優秀作。1967年『希望の砦』で河出長編小説賞(第1回、埴谷雄高野間宏福永武彦本多秋五を選考委員とする)受賞。新日本文学会、アジア・アフリカ作家会議の活動に参加し、第三世界文学の翻訳や評論を行った。

著書[編集]

  • 『視点と非存在 20世紀文学批判』現代思潮社 1962
  • 『希望の砦』河出書房新社(河出・書き下ろし長篇小説叢書) 1968
  • 『想像的空間』せりか書房 1968
  • 『境界線の文学論』河出書房新社 1970
  • 『アジアのなかの日本文学』筑摩書房 1974
  • 『人間の土地』河出書房新社 1976
  • 『第三世界への想像力 現代文学はどこへ行くか』現代書林 1980.4
  • 『アジア・アフリカの文学と心』第三文明社(レグルス文庫) 1980
  • 『少年たちの戦争』河出書房新社 1991.7
  • 『第三世界の文学への招待 アフリカ・アラブ・アジアの文学・文化』御茶の水書房 1991.11

翻訳[編集]

  • マジシ・クネーネ『太陽と生の荒廃から アフリカ共同体の詩と文学』高良留美子共編訳 アンヴィエル 1980.12
  • マジシ・クネーネ『アフリカ創世の神話 女性に捧げるズールーの讃歌』くぼたのぞみ共訳 人文書院 1992.5