稲葉崎供養塔群(いなばさきくようとうぐん)とは、鹿児島県姶良郡湧水町稲葉崎330-3に存在する供養塔の集まりである。鹿児島県指定の史跡である。
2基の大板碑を中心に、多数の五輪塔が群立している。大部分が14世紀の建立であり、最古のものは元弘元年/元徳3年(1331年)の刻銘を残す五輪塔である。鹿児島県でこれほどの供養塔群は珍しく、学術的に貴重と見られており、県の史跡に指定されている。