秋田児童連続殺害事件
ナビゲーションに移動
検索に移動
秋田児童連続殺害事件(あきたじどうれんぞくさつがいじけん)は、2006年(平成18年)4月9日、秋田県山本郡藤里町に住む児童2人(1人は容疑者の娘、1人は娘の友達)が殺害された事件である。
犯人について[編集]
この事件の犯人として逮捕されたのは同町にすむ、当時33才の女性である。犯罪種類としては殺人罪、死体遺棄罪などである。
殺人の手口[編集]
1件目は当時小学4年生の容疑者の娘が被害に遭っており、殺人の方法は橋から突き落とされたことによる転落死で、少し離れた場所で水死体となって発見された。当時は事件と事故の両方で捜査されていた。
2件目は娘の友人(当時小学1年生の男子児童)で、男子児童が容疑者宅と訪ねてきたところ、家の中に連れ込み、ロープで殺害された。発見された遺体には索条痕があることから事件性が高くなった。
裁判[編集]
- 2008年(平成20年)3月19日 - 秋田地方裁判所で被告人の判決があり、裁判長は被告人に無期懲役の判決を言い渡した。判決では「極めて凶暴かつ卑劣な犯行である」「計画性はなく、衝動的」「殺害時の被告人の刑事責任能力は認められる」とした。弁護側は控訴し、検察側も控訴する。
- 2009年(平成21年)3月25日 - 仙台高等裁判所秋田支部での控訴審判決は秋田地裁判決を支持し、弁護・検察双方の控訴を棄却する。判決では「無期懲役に処した原判決の量刑判断が結論として誤っているとまではいえないし、軽きに失して不当であるとまではいえない」とした[1]。
- 2009年(平成21年)5月18日 - 被告人の上告取り下げが行われ、刑が確定した。福島刑務支所(東北管内で唯一の女子刑務所)で受刑しているとみられる[2]。